お題小説
□さよなら、正しい者達。
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虎+竜×凰。
凰壮がヤンデレ?そして若干死ネタ。
死ネタ、ヤンデレが苦手な方は推奨しませんッ(-_-;)
その逆にどんと来ぃや!という方どぞ!↓
夢を見た。
狂ったように笑い続ける俺が、二人を殺そうとする夢。
体を拘束して、長男の首を絞めて、絞めて・・・・・・・。次男にも「あとで殺してやる」といった。
それは殺意じゃない、恨みとか、どういうものじゃなくて、
愛故に、だった。
長男、否虎太の瞳に力がなくなっていくのを見た途端に恐怖に陥った。
嫌だ、殺すな。殺すなよ。
手を離せよ、俺。
本当に死んじまうって・・・・。
やめて。やめてくれ。
「やめろッ!!!!!」
気がついたときには叫んで飛び起きていた。体は。ガタガタと、情けなく震えていた。
隣で寝ていた二人が慌てて起きる。
「凰壮くん!?どうしました!?」
竜持と虎太が俺の顔を覗き込む。
生きて、る。
俺は安堵する。
そして涙が頬を伝った。
「ごめん・・・・・っ、ごめんな・・・・・・ッ」
「どうした?凰壮・・・・怖い夢でも・・・・」
パシッ、
凰壮は虎太の腕を振り払った。
「・・・・おうぞ・・・?」
虎太は珍しく驚いた顔になった。
「・・・・・・・ッ、ごめ・・・・・・・・・ッ、」
俺、もうお前らと・・・・ッ。
「凰壮くん?」
「一緒には、・・・・・ッ、いられない・・・・・・・ッ」
一向に止まる気配のない涙がこぼれた。
「どういうことですか?」
二人が怪訝そうに眉をしかめた。
「どういうことだ「俺・・・・・ッ」凰壮?」
俺さ。
本当はお前らを誰かにやるなら、
俺が殺して、永遠に俺のものに・・・・したいってずっと思ってる。
「お前らを殺し、そうで・・・・怖い・・・・・」
震える体は収まらなかった。
夢の一部終始が未だに残っている。
「・・・・・それは僕らが恨めしいから?憎いから?「違うッ!」・・・・凰壮くん?」
そんなんじゃないんだ、竜持。
お前らが好きだから。
「好きだから、殺したい・・・・ッ」
そう言った瞬間、二人は何故か笑って俺を抱きしめた。
「じゃあ一緒に死にます?」
そう言った竜持の冷たい声。
虎太が頷く。
何故か嫌な汗が全身に湧き出た。
それでも嬉しかった。
ああ、なんだ簡単じゃないか。
俺が二人を殺したくないのなら、
俺が死ねばいいんだ。
俺はきっと一週間後には生きてないかも。
いないと思うけど神様。
俺と竜持たちがどっちが正しいかと言ったら、竜持たちの方でしょうか?
一緒に死んでくれるといった愛おしい兄達、そうすればずっと一緒にいられると。けどそれは愛おしい兄たちの夢も何もかも奪うということで。
俺ひとりのわがままということでしょう?
たとえそれを兄たちが望んだとして。
それに対して俺だけ死ぬのは、ある意味約束を破ってあの二人を悲しませるということ。後を追ってもおかしくない。
それは違う意味で、俺は二人の将来とか未来を奪うことに値するということで。
矛盾してるな、と心の中で思った。
けれど、俺は確かに二人を殺そうとしました。愛故に。
けど、本当の、本当の望みは生きて欲しいのです。
たとえ一人が欠けても、三つ子は三つ子で。変わりはなく、兄弟であったことさえも間違いはないのですから。
紛れもない事実。
だからどうか、俺の未来と引き換えに、二人を生かしてください。
そして俺の死で二人を永遠に縛り付けて俺を忘れないように。
こんなのは間違っている。
わかってるさ。けど、
兄たちも対しては変わらないだろう。
周りからしてみれば兄たちの方が正しいとは思われることは多いし、俺の方も正しいと思われる矛盾が生じることに越したことはないだろう。
けど俺は少なくとも。
お前らが正しいと信じるよ。
だって、お前らは俺の大切な愛おしい「兄(ヒト)」だから。
そう思って、俺は一週間後、兄たちの手を離して。
すべてを終わらせた。
最後に聞いたのは、
虎太の声でも竜持の声でもなく、
あの夢の中で狂い笑ってた
俺の声だった。
正しき選択は、やっぱりあっちだったのか。
正しいのは竜持たちのほうだった。
そう思ったときにはもう遅い。
数粒の涙がこぼれた。
END(えーっと、最初に言うことといえば!\(^ω^)/オワタ←。
冗談です。はい。最初に言うことは、すんませんでした!!もう意味がわかんない!わかんない!←
まぁ愛しすぎた故に、近すぎた故に。みたいな・・・・。
はい、もう意味わかんなくなるのは嫌なので説明はしまs(すみません
まぁ、書いてて泣きそうになったとだけ言っておきます・・・キーボードに涙が・・・・・・・・・・・・・・・・落ちてないけど!
でゎ、最後までお付き合いしていただきありがとうございました!)