ポケモン不思議のダンジョン・ギルド対決!!〜プクリンギルドVSアバゴーラギルド〜

□到着
1ページ/8ページ

ザァーーサァッ、ザァーーサァ……

海の海岸には、すでにプクリンのギルドのポケモン達と数匹のトレジャータウンのポケモン達が、イッシュ地方の船が見えてくることを待っていた。

「おっ!あれじゃないか!?」

トレジャータウンに住むヤルキモノが、一つの影を見つけ、その影の見える方角を指さした。

「親方様!あれですか!?」

ペラップもその影を見つけると、少し興奮した様子ですぐにプクリンに尋ねた。――もしかすると、この中で一番この日を待ちわびていたのは……ペラップなのかもしれない。
しかしその前に、

「ん?」

ヤルキモノが再び影を見た時、その隣にもう一つの影があることに気がついた。

「おい、もう一つあるぞ!!」

「二つの船……間違いないよ♪」

ヤルキモノの言葉を聞いて、プクリンは確信して言った。

「プクリン。船って二つもあったのか?」

「うん♪一つは観光客のポケモン達。もう一つはアバゴーラギルドのポケモン達が乗っているんだよ♪」

リオンの問いにプクリンはいつもの調子で答えた。

「それじゃ、俺はみんなに知らせてくるわ!」

「私も、カフェにいるみなさんに伝えてきます!」

ヤルキモノと“パッチールのカフェ”の店主パッチールは、リオン達に出迎えを任せ、自分達は先にトレジャータウンへ駆け足で戻っていった。

〜十分後〜
イッシュ地方の船が海岸に着こうとしていた。その時には、二つの船が大小の船であることが分かる。しかし小さい船も、十分に大きいものだった。

「さぁみんな!イッシュ地方の方々をしっかりお出迎えするよ♪」

『おーー!』

ペラップの言葉に、リオン達は大声をだしなから片腕を空に向けて伸ばした。ギルドの朝礼で必ずやっていることだった。しかし、リオンとピカリにとっては卒業以来久しぶりにやったため、二匹はこの瞬間がとても懐かしく感じた。

「いよいよだね!リオン。」

「ああ!」

リオンとピカリは一気に興奮してきた。一体どんなポケモン達なのか。どんな探検隊達に出会うのか。二匹はもちろん、プクリン達ももうワクワクが止まらなかった。
そして、船が岸に着き、大きい方の船から一匹のポケモンが降りてきた。
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ