星光の魔王-シュテル・ジ・エルケーニヒ-

□プロローグ
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私の名前は『高町なのは』と言います。

年齢は7歳――

高町桃子の実子の長女で、3人兄妹の末っ子です。

家族は父と母、そして兄と姉が1人ずつの5人家族です。

私が産まれる以前に父が亡くなってしまうという悲劇はありませんでしたが、父・士郎は、私が五歳の頃にボディガードの仕事で大怪我を負い、一度生死の境を彷徨ったことがあり、それ以来は仕事を退き、我が家が経営する喫茶翠屋のマスター兼高町家の大黒柱として、良き父でいてくれています。

こんな『私』にも、愛情を注いで接してくれています。

私は所謂憑依者であります。

高町なのはという少女に突然憑依してしまった私。

それが今から2年前――







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