星光の魔王-シュテル・ジ・エルケーニヒ-
□第14話
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「なのはが2人……」
アリサは空に浮かぶなのはと地に伏せるなのはを見比べた。
アリスの抱えるなのははボロボロだが、空に浮かぶなのはとの違いはツインテールくらいと、空に浮かぶなのはの方が表情がある方だろうか。
「あの私はね。私を今まで閉じ込めてたんだ。でもやっと出られたから、今までのお返しをしてあげたの」
「閉じ込められてたって……じゃああっちの――今まであたし達と一緒に居たなのはは」
「私の偽物だったんだよ。アリサちゃん」
天に座す天使の言葉にアリサは衝撃を受けた。
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