香水 N×K
□アマゾネス
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手のひらでゆっくりと脇腹を撫でると、ピクリと反応する身体。
思わず薄く笑みを浮かべながらTシャツをたくし上げると、白い素肌に黒の下着のコントラストが暗闇でもはっきりと認識できた。
その瞬間、ドクンと強く打つ鼓動。
邪魔なTシャツを剥ぐと、下も見たくなって、スウェット生地のハーフパンツを脱がせる。
すると、見事なまでの絶景がそこにあった。
雪のように真っ白な肌に映える黒の下着。
派手な装飾はなく、控えめにレースとリボンがあしらわれている。
身体のラインの曲線美もさることながら、まさしく一葉の写真に納めたいほどだった。
最上の興奮に逸り、全て脱がしてしまいたくなるのを抑えて、二目と見れない姿を舐めるように見る。
「ん…ちょっとのっち、恥ずかしいよ…」
ゆかちゃんは両腕で抱くように身体を隠した。
「何で?綺麗だよ…ゆかちゃん。」
それにしても、と私は思う。
ハワイの海に、黒ビキニなんて下着同然の格好で行ったなんて…
絶対、海外の男に視姦されまくっただろうな。
そう思うと、胸の奥に煙る嫉妬。
ゆかちゃんはのっちだけの物なのに…むかつく。
下着はそのままに、身体中を強く吸い上げる。
「あっ…」
首筋。鎖骨。胸元。
「んん、」
腹部、太股、ふくらはぎ。
白い素肌に散らばる、私の付けた跡。
少し嫉妬心がおさまった。