ジョジョ本棚

□幹部は辛いにゃ
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にゃんこパロ




野良猫の朝は遅い。

というか、夜行性なので昼間はだいたい寝てる時間の方が多い程だ。

昨日の夜は幹部たちの集会があって、少しでも自分達のナワバリが減らないように、頭を使ってきた。
野良猫の教養なんて、そんなものは普通、どれだけ効率よく餌を盗むか程度考えるだけのものしかない。
俺は生憎、フーゴの様に頭が良くはない。
だから、頭を使うとかなり疲れて、眠たくなる。
幹部会の翌日はいつもそうだ。

だから俺は、今日の昼間もいつものように眠って過ごそうと思っていた。

「ぶーちゃーらーてぃーっ!」

ああ、ナランチャが駆けてくる。
相変わらず元気だな
少し相手をするくらいの体力なら、まだ残っているだろう。

「おはようナランチャ、朝から元気だな。」

ナランチャはまだ子猫のように見える。が、年齢的にはもう子猫ではない。人間で言えば…そうだな、17歳くらいか。見た目はマイナス5歳と思ってくれていい。

「あのさ!ブチャラティ聞いてくれよ!おれ、フーゴに教えてもらって、掛け算出来るようになったんだぜ!」
九九もバッチリ言えるんだぜ!

などと言ってはしゃぐ姿は見た目同様、子猫のようだ。
やばいな、眠
たい。

「ほう、そりゃあすごいじゃないか。聞かせてくれるか?」

覚えたての九九を披露したくてたまらなそうだったので、そういってやると目を輝かせ、胸をはる。

「もっちろん!いくぜ、いんいちがいち、いんにがに、いんさんがさん、いんしがし………」

ああ、もうやばい、眠たい。
必死で瞼が下がるのを堪え適当に相槌をうちながら、ナランチャの九九を聞く。
「しろくにじゅうし、ししち…にじゅう、に?あれれ?ししち、にじゅうご?だっけ??ししち、にじゅうはち?な〜んか違うなぁ…やっぱ、ししちにじゅうに、かなぁ?」

途中で詰まってしまったようだ。
ていうか、さっきので、合ってる、ぞナランチャ。……何、も違わ、な、いぞ。
ああ……もう、瞼、が、おり、る……


「あれ、ブチャラティ?ブチャラティ!?」

「ZZZ……」

「寝ちゃってるや…」

「ナランチャ、あんまりブチャラティに迷惑かけるんじゃありません。昨日は幹部会で疲れてるだろうから」

フーゴがきて俺をたしなめる。

「……あ!そうだ!フーゴ、ししちってにじゅうに?」

「…は?」

意味不明という顔をされた

「だから、『ししち』って『にじゅうに』?」

「バ
カじゃねぇのか!ド低脳が!なんで4×6より小さくなってんだよ。ていうか、昨日教えたばっかりじゃねえかこのクサレ脳みそが!」

「にゃあ゛あ゛あ゛あ゛ぁ!」

こいつ爪全出しで俺のほっぺ引っ掻きやがった!
うにゃぁぁぁあ゛ぁぁあ゛ぁあ゛ぁ!


いつものようにケンカが始まってしまった。
「アンタ、大丈夫か?」

「うぅ…眠れない。アバッキオ…」

手を伸ばしたら、大きくて柔らかいアバッキオに触れた。

「仕方ねえな」

そういっていながら添い寝してくれる。
目が覚めたらこいつが目の前にいるのだろう。
ああ、俺は幸せだ。





\(^p^)/
なにが書きたかったのか俺にもようわからん(キリッ

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