リリカルな裏話 A's
□第4話 作戦会議
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「アリサ、すずか、またな。こいつら借りてくから」
「返却不要よ。またね、タクヤ、なのはにフェイト。一樹にバカも」
「一樹くん頑張ってね?また明日ね」
「はい、お嬢様。アリサもまた明日」
「「また明日ね!アリサ(ちゃん)すずか(ちゃん)」」
「おい!俺には!?俺には!?」
放課後、タクヤに一樹、ライト。なのはとフェイトは管理局へと。
アリサとすずかはバイオリンの稽古へと向かうため別れの挨拶を交わした。
ライトが不憫なのはいつものことである。
「で、なのはにフェイトは相棒の見舞いか?」
「うん!レイジングハートとバルディッシュの所へ行くの」
「私はその前にレイスの所へ行く予定かな」
「レイスの所、ですか?」
そんな一樹の問いにフェイトは小さく頷く。
「何か用があるみたいで・・・」
「あれか・・・」
「?タクヤくん知ってるの?」
「ん、まぁ・・・」
視線を逸らしながらタクヤ答える。
<タクヤ>
<あ゛?>
<ドスの効いた声を出さないでください>
<・・・わりぃ>
<あのさ、話したほうがよくないか?>
<レイスも話すみたいですし>
<・・・・・・・・・・わかったよ>
一樹とライトの圧力に困ったように承諾する。
「あーフェイト」
「?どうしたの、タクヤ」
「「(何でフェイトΣ(゚д゚;))」」
てっきりなのはに声をかけると思っていた一樹にライトは心の中でツッコミをいれた。
「レイスと話してる間、なのはを借りててもいいか?」
「私はいいけど、なのはに聞かないと」
「なのはは強制だ」
「「「え、何それ、理不尽」」」
「はは・・・」
タクヤの横暴な言葉に一樹・ライト・フェイトは唖然とし、なのはは苦笑いしながらよくあるからと、あまり気にしてないようだった。
「おい、さっさと転送するぞ」
不機嫌そうに促すタクヤにみんなは顔を見合わせ小さくため息をついた。
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