リリカルな裏話 A's

□第3話 計画遂行
1ページ/9ページ


ライト side



いい朝だなぁ〜

うん、うん・・・ホントに・・・



何故日の出とともにやって来る!?



そう怒鳴ると顔をしかめて原因である

「ライトうっさい。近所迷惑」

「あ、ごめん・・・・じゃねぇよ!?」

「客が来たのに茶も出せねぇのか・・・ハァ」

「ため息付きたいのはこっちだよ・・・」

そう言いつつ紅茶を用意する俺はお人好しだと思う

ってかタクヤさん?

我がもの顔で家に居ないでくださる?


「はい、紅茶」

「コーヒーじゃねぇのかよ・・・」

「文句言うなよ!?」

「ま、いいけど」

「いいのかよ!?」

スゲェ疲れる・・・

悠々とコイツ紅茶飲んでるし、様になってるからムカつくな

けど、来たってことは何かあるんだよな?


「タクヤ、何の用事なんだ?」

「ん〜用事と言うか・・・まぁ・・・」

ん?珍しく歯切れ悪いな


「いや、言いにくいことなら言わなくてもいいぞ?」

「じゃ言わない」

「そこは言うだろ!?」

え?何この人?

ホントに何しに来たの?



「・・・・・・冗談だ」

「冗談に聞こえねぇよ!」

真顔でそれも無表情でんなこと言うなよ


「ん、用っていうのはユウヤのことで」

「あ〜ユウヤね〜アイツ最近付き合い悪ぃんだよな」

「ああ・・・『闇の書』のことについてだ」

「!!・・・ふ〜ん」

真面目な話みたいだね・・・







話を聞き終わって思った感想

「殴りたい、ユウヤを」

「ああ、俺も思った」

あ、やっぱり?

「いや、だってね〜」

「ん・・・」

「俺ら友達だしなんていうかな・・」

「・・・」

「頼って欲しかったなぁ」

「ああ、そうだよな」

ああ・・・やっぱ考えること一緒なんだね


「わざわざそれ言いに来たの?」

それも早朝に?

「やっぱこういうのはお前らも知っといたほうがいいと思ってな」

「・・・そっか。ありがとな」

「ん、気にすんな。俺とレイスだけが知ってんのは後味悪いしな」

「フッ・・そうかよ」

こう言うマメなとこがいいんだよな、タクヤは









「あ、一樹には?」

「さっきモニター越しに伝えたぞ?」

「俺もそうしろよ!?」

何故わざわざ家に上がり込んできたんだ





side out
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ