リリカルな裏話
□第2話 閃光と翼の出会い
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レイス side
・・・もしかしてフェイトかな?
行動が予想以上に早かったな
全くこんなすぐにジュエルシード集めをするなんて無茶しないでもらいたい
「おい!状況はどうだ!?」
タクヤが息を切らして駆け込んできた
「タクヤの幼馴染みの次は僕の幼馴染みらしいよ」
「はぁ?」
「つまり僕の幼馴染みのフェイトがジュエルシードを集めてる」
するとタクヤは少し顔をしかめて
「テスタロッサの子か?」
「うん、そうだよ」
「・・・何のために娘を使ってジュエルシードを集めてるんだ?」
「娘を取り戻すためだろうね」
そう言うとさらに顔をしかめる
その時、モニターから声が聞こえた
その声に僕らは目を向けため息をついた
「こういう形で会わせるつもりじゃなかったのにな・・・」
「うん、そうだね。ちゃんと和やかな感じで紹介したかったのにね」
モニターに映る2人に対峙する白と黒の魔法少女を見て僕らは辛くなった
「なのは・・・だったよね?」
「ああ」
「フェイトを・・・救ってくれるかな」
その言葉にタクヤは少し驚いた後
穏やかな顔で、けど力強い目で声で
「ああ。あいつはさ、なのははさ、バカみたいに真っ直ぐな奴なんだ。だから、フェイトにもその真っ直ぐさで思い届けてくれる。・・・大丈夫だ」
・・・タクヤの幼馴染だし、何かどうにかしてくれそうな気がする
「うん。タクヤとなのはに任せるよ」
「なんで俺もなんだ?」
僕の言った言葉がよく分からなかったらしい、タクヤが怪訝そうな顔をする
「今回の任務はいろいろ大変そうだから任せたよ」
言葉の意味が分かったらしく、タクヤが呆れた顔をする
「お前は全部俺に任せるつもりかよ」
「ちゃんとやるって(笑)」
そんな話をしてて、モニターを見ていなっかたのでぱっとモニターを見ると・・・
ボロボロになったなのはがいて
それを見たタクヤが固まってた
・・・なのはが自分をボコボコにした相手を救ってくれるのか、不安になった
side out