ポケモン

□グリーンに萌えアイテムが生えた
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「ぎゃぁぁぁあ!?」

朝一番。
俺は今までに無い程に壮大にシャウトして近所迷惑に貢献してしまった。


††††††

「レッド!レッドレッドレッドレッドォオ!!」
「うっせ…なんだ…よ…?」

俺はたまたま泊まりに来ていたレッドを揺さぶる。
静かに寝ていたレッドは起こされたことに腹を立てたのか、物凄く不機嫌そうに声を上げたが。

俺を見て固まった。


「…なにそれ」
「マジでなにこれェエ!」


俺は頭を抱えてそのふたつの珍物を引っ張った。
取れないかと思ったが痛くて取れませんっ!!


そう。
俺の頭には大きな犬耳が。
ぴくぴくと動いていた。


レッドはそれを目にした為、すっかり目が冴えたのか、起き上がって珍物を凝視。

「良いモンついてんじゃん」
「いや、どこが"良いモン"だよっ!なんだこれェ!」
「カワイイカワイイ」
「棒読みやめぃ!」

レッドは口角を上げる。
コイツ完全に馬鹿にしてやがる…!!






俺は布団に潜っていた。
犬耳は今も健在だ。
まぁ昨日の今日でどうにかなるわけは無いだろうが。

レッドは一人紅茶を啜って寛いでやがる。


「うぅ〜…!」
「そんな気に病むなよ」
「こんなんじゃジム戦も外にも行けない…」
「良いじゃん。ありのままの自分をさらけ出せ!」
「ふざけんな、ドS!」


泣き叫ぶ俺だった。
真面目にどうしたら良いものか……。

じゃあ仮に帽子を被ってジム戦をしていたとしよう。
その最中、俺のピジョットの凄まじい「かぜおこし」で帽子が舞い上がってしまったらどうするんだ。あぁ、恐ろしい。

「ぁぁぁぁ…」
「グリーン、今までずっと…言えなかったんだけどさ…」
「…え?」

カシャン。と、カップをテーブルに置く音がして。
レッドがいきなり真剣な声音で告げてくる。

「実は…さ」
「お…おう?」

え、なに。
この緊張感。
無駄にドキドキするんだけど

「……尻尾も生えてる」
「はぁ!?
うっそ、マジだぁぁあっ!」



†††††††

「まぁまぁ。そう落ち込むな…対して違和感無いから」
「それ慰めてんの、貶してんの?教えて下さい…」
「んー…両方?」
「…嘘でもいいから慰めてるって言って欲しかった!」

さっきからこの繰り返しだ。
レッドが執拗に虐める。
動物虐待だ←


「…ほら、お前が好きな食べ物あるからさ」
「え、マジ?!
「っwww」
「ぁ…―――――」

耳直立。
尻尾は左右に運動を始めた

ああ。
もう泣いて良い!?

"計算通りだ"とでも言いたげなレッドの笑みに俺は真面目に殺意が芽生えたのだった。


end



*あとがき*

→→→→→∧_∧
(´▽`)σ(;・ω・)‖鏡

↑イメージ。
※左 RED 右 Green

これだけで他に言葉はいらないと思われるww

我が家のGreenは弄られてナンボですw

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