□お買い物
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「あら鬼灯さま」

呼び止められ振り返ると青い髪をした美しい鬼女がいた

「あぁお香さん
ゆきさん、お香さんです
衆合地獄の主任補佐と生まれた蛇獄卒の世話と教育をしてもらってます
ご挨拶して」

「ゆきです」

「ゆきちゃんって言うの
わたしはお香よ
よろしくね」

ゆきにむかってにっこりと笑いかけると頭を優しくなでてくれた

綺麗なお姉ちゃん
……なんか帯が変

よく見るとお香の帯がは2匹の蛇が、お香の腰に巻きついている
不思議そうに見つめるゆきに気づいたお香は説明してくれた

「私の帯は蛇なのよ
締めたりゆるめたり、この子たちが私の様子を見て調整してくれるの
とっても優しくてかわいい子たちなのよ
よかったら触ってみる?」

「…うん」

こわごわと触ってみると蛇はひんやりとしっとりしていた

「かわいいでしょ
この子たちもゆきちゃんになでられて、よろこんでるみたい
ところで鬼灯さま、ゆきちゃんどうなされたんです?
迷子かなにかですか?」

「実は…」

鬼灯はお香にゆきの事を説明した
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