□かどわかし
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ゆきが地獄に来て五日
鬼灯はとてもイラついていた

一日目はゆきを地獄に連れてきて引き取ることになった
二日目は仕事をしながら、ゆきの相手を出来ないので朝から閻魔大王の奥さまに預けた
昼過ぎまでは我慢してたらしいが、鬼灯がいないとグズグズ泣き出してどうにもならず
予定よりもずっと早く迎えに行くことになった
夜も寝かしつけた後、残った仕事を執務室で片付けているとゆきが獄卒に抱かれてきた
目が覚めて鬼灯がいないことに気づき、鬼灯を探すために部屋を抜け出してウロウロしている所を見つけられ連れてこられたのだ
仕方が無いので、ゆきを膝の上に乗せて仕事を続けた
前日の分も残っているので徹夜で片付けるつもりだったが日が変わる頃にあきらめて部屋に戻った

三日目は前の日に閻魔大王の奥さまに預けたがダメだったので、鬼灯の部屋で遊ばせておくことにした
おはじきや、人形、けん玉、コマなどおもちゃを買い与えてやったので昼食をとる頃までは大人しく遊んでいたようだが
一緒に昼食をとって仕事に戻ろうとすると鬼灯といたいとグズりだした
一緒におやつと夕飯を食べると約束すると涙目になりつつも大人しくなった
約束したとおり三時すぎにおやつに団子を一緒に食べ、また部屋で大人しくしてるように言うと鬼灯といたいとグズりだした
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