短編
□ありがとう
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さらに走らせて数時間
もうすぐ夜が明ける頃だ
『っ!?』
少し行った先は、血まみれでたくさんの人が倒れていた。
真選組の隊士服を着た人が。
嫌な予感がする........
倒れている皆を避けながら進んでいくと...
『あっ!』
たくさんの人影が輪になっているのが見える
その服は真選組の隊士服
よかった、生きてる人たちがいた。
そんな呑気な事を思いながらその集団に近寄った
近寄らなければよかった
やはり皆血まみれだった
輪の中には土方さんと伊東さん
二人も血まみれだった
ただ、伊東さんは
片腕が無かった
銃で撃たれたのか、
皆より酷く血が出ていた
今にも死にそうだった....