闇の中の蝶
□演習
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《翌日》
「ふぁぁあぁ〜……」
私は眠い目を擦りながら、集合場所である演習場に着いた。
そこには、カカシ先生を除く3人が既に来ていた。
「皆さんおはよ〜!」
「!ようやく来たのね、コハク!!」
「皆、待ってた?」
「当たり前よ!もう、集合時間間近なのよ?!」
「んー………とりあえず、ゴメン」
その後、皆(ナルトとサクラ)と雑談を交わして時間を潰していたけど………………
《3時間経過》
イライライライライライライラ…
最初らへんはおしゃべりが楽しくって、「先生遅いね〜」って軽い調子で言っていた。
今はもう誰も喋らないで、とても静か。時々風が吹いて草木の音ぐらいしか聞こえない。
─────しばらくすると。
ゆっくりと。そう、ゆっくりとマイペースに歩いてくる人影が見えた。
その人影─カカシ先生─はようやく集合場所に登場した。
そして一言。
「やぁ、諸君!おはよう!!」
「「「おっそーーーい!!!!!!」」」
私達はすぐさまカカシ先生を怒鳴りつけた。
私達の担当上忍は初っ端から、集合時間の3時間後に登場するという大遅刻をかましてきた。
待っていたこっちの身になって欲しい!3時間って結構長いんだよ!!?