11/03の日記

22:13
ゾロビ
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はわわ。
パソコン弄ってたら、数年前に書き溜めていたものが出てきた!
かれこれ、6年前!?
ワンピースのサイトやってた時のものです!

懐かしくなったので、ここにコッソリ載せちゃうw

ちなみに管理人は
サンジ×ロビン
ゾロ×ロビン
メインで書いてました。ロビンちゃん好き☆

ちなみに今は全くワンピース読んでないので、全くわかんないですw

恋海ではないですが
読んでみよっかなって方はスクロール!

コピペしたんで、崩れてたらごめんなさい。












碇を降ろして、波にたゆたう振動を心地よく感じていた。




なぜか突然キミに会いたくて......Zoro×Robin



 今夜はよく揺れる。

 そんなことを思いながらロビンはベッドに横になっていた。
船番のナミはマストの上で双眼鏡を片手にしているいま、この部屋はいまだけロビンの部屋となっていた。
月明かりで本を読んでいたが、それもとうに終え。
眠れないまま、船窓から見える月をぼんやりと眺めていた。


 コツコツコツコツ・・・。

 普段は気にもならない時計の針が妙に耳について、真っ白い薄手の掛け布団を深く被る。
寝ようと思い目を閉じるが、なんだか今日は色んなものが気になって仕方がなくこんな夜分にまで寝付けずにいた。


 コンコン。

 時計の刻む音が変わった。
ハッとして耳を澄ます。

 コンコン。

 それが時計の音ではなく、戸を叩く音だと気づくのに少し時間がかかった。
こんな夜分に誰だろう。自分と同じく、寝つけずにいるのだろうか。
 薄いカーディガンを羽織ると、ロビンはゆっくりと戸に近づき鍵を外した。
少し開けた戸から覗くと、ゾロがワインとグラスを2つ持って立っていた。

 招き入れると、部屋のランプに火を灯しロビンはベッドに腰掛ける。
サイドテーブルに持ってきたものを置くと、ゾロもその隣に腰掛けた。

「剣士さんも眠れなかったの?」
「・・・ああ。」

 栓抜きも使わずにワインのコルクを抜くゾロの手元を見ながらロビンは足を組んだ。
グラスを受け取り、甘い香りを漂わせながらグラスに注がれる液体を見つめると、意識がこのまま飛んでしまいそうな感覚になった。

「乾杯」

 静かな空気にカチンとグラスの重なる音だけが響く。
少しだけ口に含むと、甘酸っぱい葡萄の味が口に広がり鼻に抜け、ロビンは小さく息を吐く。

「剣士さんは眠れないときはなにをしているの?」
「あ?俺か?」

 本来ならば、ワインというものは流し込むようなものではないのだが。
ゾロはもうすでに2杯目を流し込んでしまっていた。
どうせ飲むんだし。とイジワルそうな笑いを浮かべ、ロビンを苦笑させる。

 思い出したようにロビンは口を開くと、再びワインを口に含む。

「俺は・・大体トレーニングしてる。」
「さすがね。今夜は・・・しなかったの?」

 いや・・・。とゾロは口を濁らせながら、小さく咳払いをする。

「・・してたんだが・・。その・・・。今日は・・・」
「・・・・・・?」

 少し、頬が赤いのは灯したランプのせいだろうか。
珍しく言葉を紡げないでいるゾロに、ロビンは眉を潜め首を傾げた。

「今日は・・・ナミが・・船番なんだろ?」
「ええ。」
「・・・・だから・・・・ルフィのやつが・・・・。」


 そこまで聞いて、ああ。とロビンは納得した。
つまり、ナミのところにルフィが遊びに行っていて、その喋る声等が耳についた・・と。

「・・・それだけならまだいい。」

 そうだ。そんなことは普段どおりなのだ。
普段どおりに甲板でトレーニングをしているゾロの周りは、クルー達が集まって邪魔をする。
ワイワイと騒いでは、相手にしないゾロをも交えてゲームを始めたりするのだから。
深夜、ましてやマストの上での二人の小さな会話など本来ならば全然気にも止めずに、むしろ日中よりも集中してトレーニングできるかもしれない。

「・・・つまりだな・・・その・・。」

 つまり、深夜の恋人がすることと言えば・・・。と言うわけらしい。
頬を染めつつ言いにくそうに顔を背けるゾロに、ロビンは少しかわいい。と思った。

「いたたまれなくなって、ここへ来たのね。」
「・・・まぁ・・。」

 そういうことだ。と言いながら、照れ隠しのように残り少なくなったワインの瓶を直接口に咥えた。
喉を鳴らしながら、飲み干すと口元を手の甲で拭う。

「あら。全部飲んじゃったの?」
「・・・あ。・・わりぃ。」

 空の瓶を指してロビンが残念そうに言う。
見るとロビンの持ったグラスにワインは残っていなかった。
申し訳なさそうにいうゾロの手から瓶を受け取ると、自分の持ったグラスと一緒にサイドテーブルに置いた。

 少しの沈黙の後、キシリとベッドが音をたてる。



「・・・ロビン?」

 ゾロの腕に手を絡め、寄り添うようにして顔を近づけてきたロビンに、ゾロは目を少しだけ大きくしたが、ロビンの腰に手を伸ばしたのは無意識だった。


「・・・私に・・会いたくなったのでしょう?」


 一度ベッドから降り、ゾロの足の間に滑りこむと片足をベッドに掛けゾロの頬に手を添えた。
吸い寄せられるようにゾロはロビンの腰を引く。ロビンは抵抗することなく、そのまま2人はベッドへ沈んだ。




「・・・・・・不覚にも・・・・な。」

 ルフィとナミの情事の声に、自分も欲情してしまったことはとうにロビンに見透かされていたらしい。
触れるだけのキスをすると、ゾロはロビンの太腿に腕を伸ばす。
寝るときだけに着る短めのパンツスタイルのロビンの足は月明かりの中でも、白くて美しく見える。
 すぅっと撫で上げると、ピクリと腰を動かすロビンにゾロは逸る気持ちを押さえることが出来ずにいる。
それでも、ロビンは上手くゾロの手を避け、手品のようにゾロの衣服を剥いでゆく。

「・・・私、怒ってるのよ?」
「・・・・・・・・?」

 フイの言葉に、ゾロは耳を疑った。
ロビンがこのまま怒ってコトを止めようとしないためか、ロビンの腰を掴む腕に力を込めた。

 ゾロの胸にある大きな傷痕に唇を寄せると、小さな舌を這わせる。
そのまま首まで持っていき、耳元でロビンは囁いた。

「・・・・航海士さんと船長さんに・・・欲情した貴方を、許さないわ。」

 硬く言葉を発したロビンは、少しだけゾロの耳に歯を立てるとクスクスと笑い始めた。
ちげーよ。とゾロも笑い二人は唇を重ねた。


「剣士さん。どのくらい私を欲したのか、教えて頂戴。」

 ゾロの上から退き、ベッドの上に座ると両手を広げた。
そんなロビンに、起き上がったゾロはかすかに残った衣服を脱ぎ捨てると、ロビンをキツく抱きしめ深く口付けた。



「・・・ん・・・剣士・・・さん・・・。」
「・・・・・違うだろ?・・・俺は・・・・。」

 唇が触れるか触れないかの距離で、二人の吐息が絡まる。

「いいじゃない。いつものとおりで。」
「・・・ダメだ。」

 フフッと笑うと、ロビンは小さく口を開いた。



「・・・ゾロ・・・。愛してるわ。」



 チャプチャプと揺れる船体に、ロビンは身を任せた。
 

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