頂き物
□雅様相互記念
2ﾍﾟｰｼﾞ/2ﾍﾟｰｼﾞ
「そうか、そんな事があったんじゃな。」
「この話を聞いて。錦先輩は俺のこと軽蔑しないんですか。」
「するわけないじゃろう！」
「えっ、な…んで。」
「おまんを軽蔑する奴はこの雷門にはおらん。」
「なんでそんな事が云えるんですか！」
「仲間だからじゃ！」
「仲間？」
「そうじゃ。」
「でもっでも！！」
「今の雷門にはおまんは必要な存在なんじゃ。」
「必要な存在？」
「だから、この、今の雷門があるんじゃろ？」
俺は、勘違いしていた。
前の俺には、そんな存在はいなかった。
今の俺は、必要としてくれる人がたくさんいる。
なんだ、
俺には、
仲間がいる。
「あっありがとうございます。」
「うんうん、その顔が一番じゃ。」
「なっどんな顔ですか！」
「笑顔って言う顔じゃ！」
「フフッ、そうですね。」
「戻るぞ！剣城。急ぐんじゃ！」
「はい！！！」