短編
□罰ゲーム?それとも…
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天「剣城まだかなぁ……」
今日は土曜日。
サッカー部の朝練は特別になくて、いつもなら一人で自主練習をする日なんだけど……今日は特別なんだ。
天(剣城との初デート!すっごい楽しみ!)
そう!今日は剣城とのデートなんだ!しかも初めての!そしてなんとなんと………ん?あれは?
俺は遠くから走ってくる人影を見つける。あの紺色の髪の毛は……。
剣「松風!遅れてすまない!」
天「ううん。全然待ってないから安心して。それよりも……。」
俺は剣城の服装を思わずガン見する。
だっていまの剣城は…スカート(丈はちょっと短め)をはいていて、女の子にしかみえない。しかも髪まで下ろしている。
剣「な、なんだよ……。」
松「いや……思った以上に可愛くて…//」
剣「か!?//だれが好きでこんな格好!//」
松「わかってるよ。でもこれなら堂々とデートできるね♪罰ゲームでもよかったじゃん!」
そうなんだ!なんで剣城が女装しているのかというと……
霧『おい!みんなで王様ゲームやろうぜ!』
全『『なんで!?』』
霧『いいからいいから!たまにはいいだろ?くじはあるからさ!はい!』
天『やりましょう!楽しそうですし!』
剣『俺はやめとき 霧『参加しなかったやつは全裸でグランド十週な。』それ強制参加じゃないですかっ!』
霧『いいからひけ(⌒言⌒)』
全『『……はい(泣)』』
そんなこんなで………
天『時間も時間ですし、これで最後にしますか?』
霧『そうだなぁ…名残惜しいけど。』
全『『せぇーの!』』
スッ
霧『よっしゃぁ!王様俺だ!』
全((最悪……))
霧『じゃあ4番は明日、女装して誰かとデートしてこい。』
全『『なんつー命令してんだ!』』
剣『あっ……俺4番……。』
天『ありがとうございます霧野先輩!』
全『『お礼を言ってどうする!』』
天『だって剣城、男同士でデートとか恥ずかしいからって、まだしたことないんですよ!?嬉しいに決まってるじゃないですか!』
倉『あー…なーる…。うん。行ってこい!』
剣『そんなっ!』
霧『ついていくとかはしないから、証拠写真とってこいよ?』
剣『で、でも!俺は女物の服なんかないです!(これなら逃げられるかも…)』
水『それはまかせな!明日デートの前にあたしの家に来い!あたしなら身長は問題ねぇだろ!』
葵『めいいっぱい綺麗にしてあげるから安心して!』
剣『………うん(死にたい……)』
ということで、剣城が女装して、俺と遊園地デートになったんだ!
剣「はぁ…絶対に男ってばれるだろ…。」
松「ごめん……女の子にしか見えない。」
剣「……しばくぞ?」
松「スイマセンデシタ」
剣「ったく……。」
松「まぁいいじゃん!似合ってるんだし!ほらっ!遊園地にいくんでしょ?早くいこっ!」(グイッ
剣「わっ!?ちょ、ちょっと松風!」
松「いいからいいから!」
剣「……ったく…」(くすり
そうして俺達は、キャプテンからもらったチケットを持って、遊園地に向かった。