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09/08(Sun) 00:37
うるし

そうですよね!(*´ー`*)

パタン

京「…ふぅ」

京介は天馬が出ていくのを確認すると、
小さなため息をついた。

京(これで移す心配はなくなった。…しかし)

これから他人の助けなく、
1人でできるだろうか。

これ以上熱が出たらどうしよう。
嘔吐しそうになったときはどうすれば。

京「………」

京介の胸は不安でいっぱいだった。


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09/09(Mon) 02:26
ツバサ


京(まぁ簡単な方法としては……寝ることだよな)

寝ていれば熱が上がったりしても、気付くことはない。寝ている間は、吐き気が起こることもない。

京(まだ明るいけど…ここ最近疲れてたし、寝れるかな)

ゆっくりと目を閉じれば、真っ暗ではないが、暗闇が視界をおおった。しばらくじっとしていると、天馬達の練習の声が聞こえてくることに気づく。

京(……はやく、みんなのところに戻らないとな…)

京介はそう決意し、はやく治そうと布団に潜り込んだ。



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09/10(Tue) 00:18
うるし


「……すけ!」

誰かが名前を呼んだ。
下の名前で呼んでいる人物は少ないから、
これだけで誰か限定される。

京「?……」

気がつくと京介はあの場所に立っていた。
全てが壊れた、あの場所。

「…ちゃん!に…ちゃ……!」

小さな子どもが必死に兄を呼んでいる。
それだけの材料があれば、
京介は「これ」が何か充分理解できた。

京「………」

「これ」は、自分自身の過去。
全てが崩れ、壊れた瞬間だった。


パスです!
これは全部京介の夢です!

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09/10(Tue) 00:40
ツバサ

了解です!


そこで場面がかわりとかわり、今度は雷門中。
シードである『俺』が、サッカー部を潰しているところだった。

「これ」は自分自身で壊した瞬間だ。
サッカーの好きな想いを。兄の想いを。



また場面がかわる。
ここは……病院の廊下だろうか。俺と黒木さんが話しているのが見える。そんな俺の後ろにいるのは…車椅子に乗った兄さんだった。

兄さんの額から、汗が落ちる。ひじかけに置いてある手は、細かく震えていた。

(兄さん…。あのとき、こんな顔してたのかな…)

病室に戻れば、兄さんは涙をこぼしていた。

「これ」も……自分自身で選んでしまった道だ。
その結果故の崩壊だ。

(……俺…、壊してばっかりだな…)

泣く資格なんかないだろうに。
無性に泣き叫びたくなるのは、なぜなんだろう。


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09/10(Tue) 19:25
うるし


京「っ!」

そこで目が覚めた。
外を見ると既に暗くなりかけていた。
みんなの声も消えている。

京「……はぁっ」

悪い夢を見た。
汗がだらだらと流れ、
目に涙が溜まっていた。

京「…っ、クソっ」

やはり自分の犯した罪はいつまでたっても消えないのか。
と改めて再認識された。


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