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08/19(Mon) 23:56
ツバサ

白「きゃりーぴゃむ…。………まぁそれだな。買うか?」
*
神「!…ったく…、今回だけだぜ?剣城探しにいくぞ…。」
*
京「わっ!?くすぐったい…。」←顔をなめられました
そうなんですか!?イナクロは買ってないからなぁ…。



…………………


「………。」

「………。」

剣城の家に向かう中。車のなかでは、俺と剣城で険悪な空気が流れていた。

「この通り沿いだったな…。おい、剣城。円堂からはここまでしか聞いてないんだ。お前の家、どこだ?」

「………そこの青い屋根です。二つ目のかどの…。」

「二つ目のかど……あぁ、あれか。」

それらしきものがみえ、俺はその家の前で車をとめた。

「さてと…着いたぞ。降りろ。」

剣城は黙って、車から降りた。そしてポケットから鍵をだし、家のドアを開ける。

「……荷物、運ぶの手伝ってもらえませんか?どれくらい持っていったらいいのか、わからないので…。」

「ん?…あぁ…いいぜ。お邪魔します…っと。 」

俺は剣城に続いて、家の中へと入っていった。

パスです!
井「そうか?あー…確かに、そんなにいないかもな。おれよりでかいのは、大人くらいだ。」

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08/20(Tue) 00:47
甘夏

京「え?ぴゃむって……。まあいいや。じゃあサッカー部のみんなにも買ってってあげようかな。」
*
井「………いや、今回だけじゃなくてだな、普段もそうしてれば、剣城を悲しませなくて済むかなと思うんだが…。」
*
神「ははっ!もうなついたんだな……。(俺は時間かかったのに…。)」
私はダーク売っちゃったからな…。買い直したいです(笑)


玄関をあがると、ふわっ、といい匂いがした。
これは……。なにかの石鹸とかの匂いか?

「おい剣城。この匂いはなんだ?」

「ああ……。毎週掃除してるんです。母さんたちがいつ帰ってきてもいいようにって……。」

そこまで言った剣城は、はっ、と目を見開き、うつむいた。

「………これからは、お盆に馬のやつ、置かなきゃ…。」

そう呟き、剣城は二階へとあがっていった。
俺はそれについていく。

(………大分参ってるな…。)

……………

「うわ、なんだこの部屋。」

「………どうせ俺にはセンスがないですよ。」

「………えらく殺風景だな…。」

剣城の部屋は、ごちゃごちゃしていなかったが、かわりに家具だとか飾りだとか……。
まあ、そういうもんがない。
しいていえば、家族写真が飾ってあるぐらいだ。

「…………父さんたち忙しかったし、買ってもらう暇がなかったんですよ。」

「言い訳かよ?」

「………荷物まとめますね。」

俺の言葉を無視して、剣城は大きめのバッグに服やらなんやらを詰め込み始めた。
途中でまた下に戻ったり、持っていきたいものは結構あるようだ。

「…………ん?これなんだ?」

俺がその部屋に座り込んで休憩している内に、どんどん荷物は詰め込まれていた。
その荷物の中に、俺の興味をひくものがあったのだ。

黒い、しっぽみたいなものが、バッグからはみ出ている。

それをずぼっ、と引き抜いてみる。

「…………猫?」

パスです!
京「九坂も大きいよな。……しかし、なにをしてればそんなにでかくなるんだ…?」

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08/20(Tue) 23:23
ツバサ

白「(噛んだだけだが…)そうだな。」
*
神「……まぁな。今度から気を付けて…、仲良くするか。」
*
京「ひゃぁ!?//こ、こら!なにするんだよ…//」←耳をなめられました



「……父さん達にもらった、最後の誕生日プレゼントです…。それは……三年前かな…。」

三年前……ということは、三年前から親にはあまり会えてなかったってことか。

「ふーん……なに?これ、連れてくのか?」

「……いきたい、です。…駄目ですか?」

「……いや、別にいいぜ?お前には丸々一部屋、用意してるからな。」

俺はアパート暮らしだ。アパートつうーか…、一軒家を一階と二階に分けたみたいな感じの家?まぁそんなとこ。

「部屋、余ってからさ。物置にしてたけど、整理したら人一人は住めんだろ。だから荷物なら、そこそこ持ってけるぜ?家具も一つくらいなら…行けると思うぜ?」

「そう、ですか…。ありがとうございます…。」

そこそこ持ってけるといったら、少し安心したようだ。別の旅行バックを持ってきて、新しい荷物を積め込み始めた。

「……この猫、バックのなか戻しとくぞ?」

「あ…はい。ありがとうございます。」

パスです!
井「さぁ…?体鍛えてるんじゃねえか?あとは牛乳のんで…昼寝?」

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08/20(Tue) 23:48
甘夏

京「最近神童さん、井吹のことでぷりぷりしてるからな……。これで頭冷やしてくれたらいいけど…。」
*
井「………そうと決まれば早速探すか。おーい剣城!どこにいるんだ!?出てきてくれー!」
*
神「/////こ、こらー!リュートーっ!ツナ缶やるから向こうにいきなさいっ!」


だいたい荷物もつめおわったらしく、剣城は部屋のはしっこに荷物をまとめる。

「あの、鍋とかはいりますか?」

「大丈夫だ。俺の家にある。……それともなにか?使いなれた道具がないと安心しないってか?」

「それもありますけど……。誰もいない、この家に置いていくのは、可哀想だと思って……。」

「おいおい、ただの料理道具だろ……。ぬいぐるみとかに愛着はわいても、流石にそれは…。」

「………ずっと、一緒に居てくれたんです。」

……そっか、こいつも寂しかったのな…。
そう感じた俺は、料理道具を少しなら持ってってもいいと言ってやった。

「ほんとですか!?……ありがとうございます…。」

そういうなり、剣城はまた下に降りていった。

(……やれやれ。家がごちゃごちゃしそうだな。)

………………

一通り荷物もつめおわり、車のトランクへとそれらを突っ込む。

「よっと……。そうだ。家具は何を持っていきたいんだ?」

「あ、そうですね……。ベッドか、クローゼット辺りを…。」

「あー…。クローゼットなら、小さいやつがあるぜ。それでもいいんなら。」

「……じゃあ、ベッドでお願いします。」

「おうよ。」

ベッドはこの車には積めないので後で持ってくることにし、全部荷物をのせたあと、剣城に車に乗るよう促す。

「さて、俺の家にいくぞ。……これからの、お前の住む場所だ。」

「………はい。」

車を発進させ、剣城の家から去る。
………ふと隣を見ると、名残惜しそうに小さくなっていく家を見ている、剣城がいた。

パスです!
京「成長を促進する、温泉に入っているとか…?」

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08/21(Wed) 01:32
ツバサ

白「んー……それなら、頭から海に落とした方がはやいんじゃないか?」←
*
京「……ぐすっ…。」
*
京「え…それは可哀想ですよ…。もうちょっと遊びたい…。」シュン



「……安心しろよ。」

「え?」

「あの家、鬼道君が買い取ったって。お前らが大人になったら、返してくれるってさ。」

「!そ、そんな……悪いですよ…。」

「そう思うんなら働けー。お前らが大人になるまでの間の土地代とかなんやら、返せるぶんだけ鬼道君に返しな。ま、いらねぇの一言で終わると思うけど。」

「それ働く意味……。」

「まぁ、ないな(笑)」

「笑い事ですか……。もぅ…。」

口ではそう言いながらも、剣城はくすりと笑った。

(……笑えるなら、まだ大丈夫か)

と、まぁどうでもいいことを考えていると、俺の住む家が見えてきた。

「あ、あれあれ。見えたぞー。」


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