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07/22(Mon) 23:45
ツバサ

好「絶対そうだよ!九坂くん!こっちですこっち!」
九「あぁ?お!いたぁあ!!(ダダダ

って、なんじゃこりゃあ!?なんで泣いてんだ!?」
剣「く、九坂ぁ…。」ウルッ


「!もういいぞ。もう充分だ。」

アルファも気づいたのだろう。慌てて剣城の手を、止めさせた。そして隣の椅子に座らせる。

「でも、まだ…。」

椅子に座りながら、剣城が心配そうに言った。
どうやらまだ、心の治療はすんでいないらしい。

「本当に大丈夫だ。……治療が始まった瞬間に、心に暖かいものが広がるのを感じた。いままでの治療で、そんなことはなかった。それだけで……わたしはいま幸せだ。」

アルファが剣城に微笑んだ。元が無表情なぶん、それはとても嬉しそうに見える。
剣城も嬉しかったのか、「そっか…。よかった。」と、大人しくなってくれた。

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07/23(Tue) 23:29
甘夏

九「つ、剣城さん!泣かないでくださいっす!俺はあんたのこと、好きなんすから!」
京「え……?ほんと…?」
九「うっす。ですから、笑ってくださいよ。ね?」
京「………嫌いじゃ、ないんだ…。嬉しいな、九坂、ありがと。」ニコッ
九「ふふ……。そうやって笑っていたほうが、可愛いっすよ!」
京「か、かわっ!?」
好「良かった……。機嫌直してくれたみたい……。」
好(あとは、あのヘタレな二人が、剣城くんの前で仲直りすれば…。)


……そして、アルファから貰った薬を剣城に飲ませ、体力を回復させたところで、俺は口を開いた。

「剣城。」

「……ん?」

「なあ、お前には苦しい思いしてほしくないんだけど、もしやるんだったら、サルの心を吸い込むほうにしてくれよ?」

俺のその言葉のあと、剣城は首をかしげた。

「何でだ?癒しの力で浄化するほうが、俺が悪になるリスクがないだろ?」

「……剣城。神童は、お前に死んでほしくないのだ。」

アルファが、そう剣城に向かって言った。
………そう。俺は、お別れしたくないのだ。剣城が死んでしまうくらいなら、世界が滅んだっていい。
………まあ、そうなったらみんな死ぬんだけど…。

……俺は、剣城だけを一人で死なせたくないのだと思う。

「………そんなこと、思っててくれたのか?」

「ああ。だから、お願いだ、剣城!お前には、死なないでほしいんだ!少しでも生き延びれる可能性があるほうを、やってほしいんだ……。」

や、やば……。なんか、目に熱いものが込み上げてくる。必死にそれを押しとどめようと、堪える。

「…………わ、わかった…。」

「「!」」

「……でも、もし俺が悪に染まってしまったら、



遠慮なく、殺してくれよ?」

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07/24(Wed) 23:25
ツバサ

剣「……でもさ、九坂。」
九「なんすか?」
剣「お前……森村のほうが好きだろ?」ニッ
九「!!?//////」


「……!」

「……イエス。」

俺が驚愕するなか、アルファはただ一言そういった。

「お前…なにいってるか、わかってるのか!?」

「わかっている。承知の上での解答だ。」

わかっているって…おい!わかってたらなんで…。
なんでっ…!

「………神童。考えたことがあるか?」

苛つく俺に、アルファが問う。どこを見ているか、わからない目で。

「もし自分が、自分でなくなって……誰かを傷つけたとき。大切な人を傷つけたら、もし死なせたら…。そんなことを考えたことがあるか?」

「そんなことっ……ない、けど…。」

「…わたしはある。実際にあったからな…。」

「「…!」」

俺と剣城は言葉をなくした。
なんで?もしかして……アルファの心の傷は…。

「…昔、先代の王に支えてたとき。わたしは心がなかった。ただ命令通りに動き、歩く兵器…。だから……大切な人を傷つけた。」

「………それ、黄菜子…か?」

「…よくわかったな、剣城。その通りだ。初めて会ったとき、あのときは革命のときだったな…。私達兵士を助けようとして、黄菜子達が来たんだ。それを…わたしは、攻撃した。」

「………もう、いいよ。わかったから。」

俺はアルファの肩に手を置いた。アルファは気づいていないのだろうが、うっすらと目に涙が浮かんでいたからだ。

「……すまないな。だが神童。おそらく剣城が考えているのは、そういうことだ。
自分が大切な人を傷つけるのが怖い。そんなことするくらいなら……死んだほうがましだろ?」


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07/25(Thu) 00:38
甘夏

好「ええっ!?////ご、ごめんなさい!」
京「あ、もうふられちゃった……。」
九「………ま、いいんすよ。俺は、森村と剣城が笑顔でいてくれれば、それで幸せっす!」
京「………ありがとう九坂。…無理に、俺のことを好きだなんて言ってくれて。」ニコ
好「つ、剣城くん、そんなことないんだよ!だってうちも、優しくて格好いい剣城くんのこと好きだし……。」
九「そうっすよ。だから、もう少し自分に、自信を持ってください。ね?」
京「……俺には、出来ないよ、そんなこと…。」
九好「「!!」」

好葉ちゃん、可愛かったですねー!九坂に告白されたときは、どうなることかと思いましたよ!全く、九坂ってやつは……。←
ディフェンスを頑張る好葉ちゃんのとこ好きです(^^)
くるくる回って敵に体当たりするのも可愛らしい……!あれ、ゲームで京介に覚えさせたいです!


「………そうだよアルファ。その通り。俺は、最後の最後で、また神童に嫌われたくない…。」

「なっ!?……き、嫌う訳ないだろ?
ただ操られているのと同じようなものだし…。」

でも、剣城は首を振る。

「ううん。絶対に、神童は俺のことを嫌いになる。だって、悪の力に俺が支配されるのは、俺の力が、心が弱いからだろ?………みんなを傷つけたくない、という、気持ちが。」

「そのときは、サルの心が邪悪すぎたからで、お前のせいじゃないだろ?!俺は、お前に死んでほしくないんだ……!目の前から、いなくならないで欲しいんだ!」

「その気持ちは、俺が悪に染まったときに変わるさ。」

「っ!?……。」

俺は、何も言い返せる言葉がなかった。
剣城は、何の迷いもなく、そういったからだ。

「………そういうことだ。折角救えた世界を、また破滅の危機に押しやるにはいかないだろう。」

アルファが、無表情でそういった。
……でも、少し辛そうな表情をしているような気がする。

「今、言っておこうかな。……今まで、一緒に旅をしてくれてありがとう。神童なら、俺がいなくても、いや、俺がいないほうが、輝ける。……もし俺が死んでも、悲しまないで。」

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07/25(Thu) 01:47
ツバサ

好「な、なんで?剣城くんはうちと違って、サッカーうまいし、強いし…。自信持てるでしょ?」
剣「持てない…。だって俺、そんなにすごくないし…。」
九「そんなことないっすよ!本当にすごいっす!」
剣「そうかなぁ………。」



「………無理、だ…。そんなの…無理だっ!」ダッ!

「!」

「神童!」

俺はいつのまにか走り出していた。目には涙がたまっている。そのままトイレに逃げ込み、個室の鍵を閉めた。
涙が……止まらない。

「っ……うっ…。」

『……今まで、一緒に旅をしてくれてありがとう。神童なら、俺がいなくても、いや、俺がいないほうが、輝ける。……もし俺が死んでも、悲しまないで。』


『俺が死んでも、悲しまないで。』


悲しまないで?そんなの…無理に決まってる!!
俺は…剣城を、失いたくない。消えてほしくなんかないんだっ!!
これからも…これからも笑ってほしいんだ!!


笑いあいたいだけなんだっ!!







「………神童…。」

「……今は、そっとしておこう。この建物からはでていない。建物内なら、どこでも安全だ。」

「……俺の、せいで…。」

「……そうだな。」

「!……うん…。」

少しは否定してほしかったけど…甘えだな。実際に俺のせいだし…。

「……死んでほしくない。傷ついてほしくない。神童はわがままなやつだ。…しかし、それだけお前を大切にしているんだな。」

「そう、なのかな…。」

それならそれで……。

(例え死んだとしても、俺は幸せに死ねるかな)


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