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07/20(Sat) 23:29
そうなんですよね……。私、声優になりたいんですよ(^^;)まあ、ただの夢なんですけど、なりたいなー、と!
甘夏

神「…………っ、剣城ー!どこにいるんだ?」タッ
井「!……出てきてくれ剣城!俺達が悪かった!ちゃんと仲直りもする!だから、頼むっ……。」
神井(遠いところに、行かないでくれっ!)

好「………剣城くん、どこ行っちゃったのかな…?」
好(うちが探して、見つけてあげないと!)

え!?ほんとですか?!
ありがとうございます(^^)繋げ方上手いとか言ってもらえて、嬉しいです!
お、同じことを考えてたんですか!
気が合いますね!わーい!わー((

本の内容考えてくださって、ありがとうございます!男の子と女の子の心情が、伝わってきました!v( ^o^)v


「………言うべきだとは、思っていた。……だが、黄名子の口から言うのは、難しかったんだ…。すまない。」

そう淡々と話すアルファに、俺は思わず椅子から立ち上がった。

「………詳しく、話してくれるな?……これは、俺もよく知るべきだと思うんだ。」

俺は焦る気持ちを落ち着けながら、言葉を紡いだ。

………すると、アルファがゆっくりと口を開いた。

「……サルを倒すには、何が必要だと思う?」

「………剣城の、癒しの力、だろ…?」

「イエス。だが、サルはあの男の子とは違う。良心なんて全くなくて、あるのは邪悪な心だけだ。」

「………だから、なんだというんだ?」

「………世界を、救いたいか?」

アルファがまるで、試すかのように言う。確かに、世界は救いたい。だが、その代償となるのは……。

「…剣城の、命と引き換え、なんだよな…。」

「………ひとつだけ、剣城も、誰も死なずにすむ方法がある。」

「えっ!?」

なんだ、そんな方法があるのか。だったら早くいってくれ。
………だが、それは容易く決断出来ることではなかった。

「………剣城が、癒しの力を使って、サルの邪悪な心を吸い込むんだ。」

「………なっ!?」

ま、待てよ?!
それは、もしかして、もしかして……!

「………剣城が、邪悪な心を持つようになる。だが、癒しの力を持っている彼の体では、それを抑えようとする。……しかし、サルの邪悪な心は、癒しの力と同じくらい強いものだろう。」

「!……それって…。」

剣城が、一生苦しんで生きていく、ということなのか?

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07/21(Sun) 00:38
声優ですか!じゃあ将来、アニメや映画で、甘夏さんのこえをきくことになるんですね!!
ツバサ

好「剣城くーん!!」タタッ

剣「……ぅ…。」

好「いた!剣城くん。」
剣「!」サッ!←草むらに隠れる
好「?どうしたんですか?」
剣「……ぅ…。」
好「?」
剣「ぅえ………うぇえん!!」


「…勘違いしないよういっておくが…。」

アルファが口を開く。

「生涯苦しんで生きるなど考えているなら、それは違う。そんな生易しいものではない。」

「!そ、そんな…。」

「邪悪な心と癒しの力…。このふたつが、ひとつの体に入ったときに行うことはただひとつ。『戦争』だ。」

「せ、戦争?そんなのどうやってやるんだ?」

「戦争…というのは、少し言葉が大きいかもしれない。だがやることはそのようなものだ。……簡単な話。つまりは体の取り合いだ。」

取り合い…?
それはつまり…。

「……剣城が邪悪になるか、元の剣城のままかということか?」

「…イエス。癒しの力が勝ち、元の剣城に戻るなら…体力は消耗され、瀕死に近い状態にはなるだろう。だがここでの医療なら、それは必ずといっていいほど回復されるはずだ。

しかし邪悪な心が勝てば……剣城は心の闇に支配され、その体は破壊活動を行うだろう。」

「サルのように……か?」

「ノー。サル達は機械を使っている。どんなに高性能だろうも、所詮は機械。いまフェイ達がやっているように、対抗するものはすぐに作れる。
……しかし剣城の体ならば…その癒しの力は、破壊の力に変わるだろう。」

「!なぜだ?力はうまれつきのもの。それは変わることは…。」

「そう、ない。だが考えてみろ。怪我人を癒し、死にかけているものの命さえ救うことができる力だぞ?病を治し、体力を回復する…。そうすれば…。」

「……味方は永遠に戦い続けられる体になるな。死なない限り。」

「「!」」

泣きそうな声が聞こえた。それは児童書コーナーから。

「……聞こえて…たのか?」

俺は…いや俺達は、小声で話しているつもりだったが、いつのまにか大きくなっていたらしい。児童書コーナーのベンチに腰掛け、剣城は一人、絵本のページに目を落としていた。


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07/21(Sun) 01:24
出来ればそうなりたいです(^^)学校とかではいつも空気なんで、せめて大好きなアニメの歴史に名を残したいなー、と…。
甘夏

好「!あ、泣かないで、剣城くん……。」
京「ふぇぇ……、こ、このは…。」
好「………あの二人は、きっと仲直りしてくれるんじゃないかな…。」
京「……俺が、いなくなればだろ…。」
好「!」

九「はぁはぁ……。剣城さーん!」タタタ
九(もし、このまま見つからなかったら…!)
九「くそっ!早く出てこいよ!」


「………俺が、もしサルの心に負ければ、今度は俺が悪になるんだろう?」

剣城は、読んでいる絵本を握りしめた。
……難しい言葉でよく意味が分からないながらも、剣城は理解してしまったらしい。
………自分の、末路を。

「…………剣城、嫌ならやめても、いいんだぞ?」

一体、俺は何を言っているんだ。
だって、この世界を救える術を持っているのは、剣城しかいないのだ。
………剣城がサルを倒すことをやらなければ、世界は刻々と邪悪な心に染まっていく。

そうすれば、あの本のように、戦争も始まることだろう。

………そして、世界は破滅するのだ。

(………だが、剣城の体も気になる…。)

………一体、どういう選択をすればいいんだ?
俺には、わからない。

「…………癒しの力をサルに送りこめば、確実に邪悪な心を取り除けるんだろ?だったら、そうしようか?」

「っ!?だが、そんなことをすれば、お前は……。」

「………神童は、俺に死んでほしい?生きてほしい?」

「…………。」

当然、生きてほしいに、決まってる。
……でも、そっちの方法をやれば、剣城のいう通り、剣城が悪になってしまうかもしれないのだ。
………そんなこと…。

「………俺は、死んだって平気だよ。」

「「え…。」」

流石のアルファも、驚きを隠せないようで、目を丸くした。

「これはね、神様から与えられた罰なのかもしれないだろ?……お母さんとお父さんを見殺しにした、俺への。」

ど、どういう、ことだ…?
それは、事故かなんかじゃ、なかったのか…?

剣城の体は、絵本を握りしめながら、震えていた。

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07/22(Mon) 08:13
ツバサ

好「だ…大丈夫だよ!そんなことないよ!」
京「だっ…て…。俺のせいで喧嘩してるんだろ?だったら…。」
好「剣城くん…。」

九「だぁあ!どこだぁ!!!」




そして話してくれた。剣城のご両親が……亡くなったその日のことを。

震える声で紡ぎだされる言葉は、俺とアルファに衝撃を与えた。

モンスターの襲撃。そして襲われ、剣城を庇って亡くなったお母さん。そして剣城を逃がそうとして殺された、お父さん。
剣城はその惨殺場面を……幼い頃に、目の前で見てしまったのだ。

「だから…強くなるって決めた。…まだまだ弱いけど…な。それでも、サルを倒せるのが俺しかいないなら……俺は死んだっていい。罪滅ぼしになるなら、それでいいんだ。」

「………。」

俺は言葉を失った。アルファはただ静かに、剣城のことを見つめている。

(……似ているな…わたしと)

アルファの脳裏に浮かんだのは、先代の王の時代。自分が軍に入隊したときのことだった。
アルファも家族をモンスターに殺され、強くなると決心をした。そして強くなり、軍にはいれと王から命令が下ったのだ。

(……助けたい…。だが…わたしにはなにも…)

自分の無力さにいらだち、アルファは自然と拳に力を込めていた。

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07/22(Mon) 23:09
甘夏

好「あ、九坂くんの声…。」
京「へ……?」
好「近くに、九坂くんがいるみたい!剣城くんを、探しにきてくれたんだよ…。」
京「………だとしたら、俺、心配かけちまったのか…。」
好「ち、違うよっ!」
京「?」
好「剣城くんのことが、大好きで大好きで、一緒にいてほしいから来てくれたんだよ!」
京「…………そうかな…。」


「………アルファ、どうしたんだ?…手が震えているが…。」

ふ、と顔をあげた剣城と、アルファの目があった。

「!………なんでもない。心配は無用だ。」

アルファが無表情で返す。
………だが、剣城は椅子から立ち上がり、絵本を置いてアルファの元へ歩み寄った。

「癒しの力は、心をも癒せるんだよな?」

「そうだが…。」

「だったら、俺がアルファの心の奥に眠る傷付いた心、癒してみる。」

「え……?」

この言葉に、信じられないと言ったような表情でアルファが言った。

俺も、信じられなかった。アルファにも、何かトラウマが…?

「………そんなこと、流石のお前でも出来るわけない。黄名子や、他の有名な女性の医者にもやってもらったが、駄目だった。」

「………やってみなきゃ、分からないだろ?」

そういって、剣城はにこっ、と微笑んで見せた。

「じゃあ、少し頼む…。」

そして、剣城はアルファの震える拳を握りしめ、力を込めた。

「怖がらないで……。大丈夫、大丈夫。」

フォオォ……

美しい光が、アルファを包み込んでいく。

「!……。」

あれ……?アルファが、目を見開いている。もしかして、効いて、いるのだろうか。

「ふっ!はぁ、はぁっ……。」

だんだん、体力がなくなって来たらしく、剣城の呼吸がまた、苦しそうなものになってきた…。

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