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06/10(Mon) 00:05
甘夏
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パスのカットとかが出来るんですかね……?背が高いうえに、手も長いって、バスケにはさぞかし最適な体格なんでしょうねぇ……。
吹雪とライデンみたいな感じでですか?
京「だって、昨日約束したじゃないか…!その日の夜、一緒に星を見てくれるって!でも、昨日の夜、お前何処にもいなかったじゃねぇか……。……忘れてたんだろ?俺なんかとの約束なんて…(泣)」
このままじゃ、行ってしまう。
神童とは、二度と会えなくなる。
そう思った剣城だったが、呼び止めることなんて、出来なかった。
だってもう、神童は自分のことを嫌いになってしまったに違いないから。
(隣に、誰もいない感覚って、こんなに寂しいものだったっけ?)
この感覚、何かに似ていた。
(そうだ……。あの時の……!)
「ぁっ……。」
お母さんとお父さんが、目の前で、自分を庇ったせいで死んでしまったときの、それ。
あれは、寂しいなんてもんじゃない。自分のせいで命を落とさせてしまった、という罪悪感。誰も近くにいない、守ってくれる人がいないという孤独。絶体絶命の状況で、このままでは殺されるという恐怖。
とにかくいろんな感情がごちゃ混ぜになって、でも、それは全て感じたくないもので。
(神童は、住んでるところで差別をする人じゃないのか…?)
それが信じられない。信じたいけど、河上は他の町と違うから。
(……ああ。おいてかれるんだな。)
怖い。なのに、助けを呼べない。
………何故なら自分はもう、そんなことを求めてはいけないから。
さっきまで河上まで走る気満々だったはずなのに、足がすくんだ。
ふと気づくと、折角出来た仲間をひとり、失っていた。
そして今、自分の隣から離れていってしまった。
ひとりぽっちほど、怖いものはない。
(………もう俺は、この世界で、
ひとり、ぼっち…。)
お母さんもお父さんも、兄さんもいない。天馬も信助も、河上のみんなも。
そして、神童も。
どんどん遠ざかっていく神童の後ろ姿を見ていると、心にぽっかりと穴があいたような、そんな感情が表れた。
「………ごめん、なさい…っ………。」
その時、
ガサッ
「!」
ばっ!と後ろを見ると、なんとそこには、人間がいた。
それだけではない。
「ガルルル……。」
まるでモンスターのような声。そして、手には、刀が。
毒が塗ってあるようで、怪しく光る。
「あ、あ……。」
剣城は、足がすくんで、動けない。
パスです!
06/10(Mon) 00:25
ツバサ
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でしょうね(笑)ただ負けず嫌いだからという理由で、サッカーを続けよう思ったのはビックリでした(笑)
そんな感じですかね?(^^)
井「いなかったのはお前だろ!俺はちゃんといった!なのにどこにもいないし来ないし……だから帰ったんだ!文句あるか!」
「ガァア!!!」
「ひっ……うわぁあ!!」
向こうは刀を振りかぶり、こちらに向かってきた。俺は悲鳴をあげることしかできない。
死ぬのかな、なんて、スローモーションで落ちてくる刀を見て思う。
それでも心のどこかで。
『助けてほしい』と望んでいた。
「し…神童っ…!」
戻ってきてくれるなんて思ってない。
それでも呼んでしまった。自分が裏切ってしまった人を。
「フォレスト ガーデン!!」
たくましい声と共に、目の前に現れるのは木の柱。それは相手の刀を太い幹で受け止めていた。
パスです!
06/10(Mon) 00:55
甘夏
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馬鹿にされたらムキになるタイプなんですかね(笑)そういうところを監督は気に入ったとか…?
京「ある!お前の部屋に行ってもいなかったから、しばらくそこで待ってたんだぞ!なのに全然帰ってこないんだ!……ずっと、待ってたのに…っ!」
「グルルルルッ?!」
本当は、戻ってくるつもりなんてさらさらなかった。だが、剣城の悲鳴が聞こえて、どうしてだか、引き戻されたのだ。
「怪我はないか?」
「………どうして…?」
近くでみた剣城は、怯えていた。ふるふると震えていて、触れたら崩れてしまいそうなほど、弱々しかった。
みたところ怪我はなさそうだったが、心の傷を負っているようだった。
「ギャウウ!」
それにしても、どうして人間が人間を襲うんだ!?まるでモンスターのような声に驚きながら、俺は指揮棒を構える。
「流石に人間は殺す訳にはいかないよな……。」
こうなりゃ、気絶させるしかないか?
と、思った直後、
「グルオオ!」
「やっ!」
なんと、そいつは剣城に向かって突進していった。刀を振り回しながら。
咄嗟に指揮棒を振る。
「自然よ!力を貸してくれ!」
「ギャウウ!」
何本ものつるが現れ、人間の腕にまとわりつく。
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06/11(Tue) 01:56
ツバサ
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プライドが高いというか、なんというか……^^;
まぁ、結果よければすべてよし?みたいな?(笑)
井「俺だってお前の部屋にいった!いつまでも帰ってこなかったのは、お互い様だろ!!」
「ぐぅ……ガァァア!!」
ミシミシ……
「「!?」」
しかしなんとこいつは、とんでもない怪力を持っているようだ。太い蔓を、少しずつだが、確実に千切っている。
「やばいな……。剣城!一旦逃げるぞ!」
「だ、だめ…。腰が…。」
どうやら先程のこいつの剣幕に、腰が抜けてしまったらしい。まったく、情けない……。俺だってそろそろ、力を使った疲労が出てくる。ここで長期戦になるわけにはいかない。
(こいつが体力切れするとは、思えないしな…)
目の前で暴れる人を見て、俺は思わずため息をつく。
ふとそのとき。俺はそいつの首もとに、赤い斑点があるのを見た。
頭のなかに、なにかで読んだ本の一説が甦る。
『首もとの赤き斑点は、操魔の仕業の証なり。そのものに首を噛まれしもの、己の自由を奪われん。自由を取り戻すためには、死して解放されるか、浄化の力で魂清められ生きるかの道を選ぶこととなる。』
(そういうことか…!)
なぜ人間であるこいつが、俺達を襲うのか。モンスター染みた言葉。これで納得がいく。
パスです!
06/11(Tue) 23:52
甘夏
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監督さんは、事故にあって頭がクレイジーしたんでしょうかね(笑)←
実はですね、明後日の13日〜15日のまで、修学旅行なんですよねー…。それで、返信が出来ません(TーT)2日も泊まりって、結構私には辛いことなんです(泣)
でも、頑張っていってきます!ツバサさん、どうか体調など崩さぬよう、お気をつけください!
京「そ、そうなのか……?井吹も、俺のこと、待っててくれたんだ…。なのに俺、井吹が約束ほっぽっちゃったかと思って……っ!ごめん……。」←ちょっと泣きそう
つまりこの人は、何かによって操られているという確率が高い。だが、何故こんなところに……?
しかし、どうしたものか。ミシミシと音をたてて千切れていく蔓を見ていると、このままではいつかやられてしまうと察する。戦いを続けるにも、俺の体力はもたないだろうし、逃げるにも追い付かれるだろうし、剣城も動けないし……。
「し、神童っ!」
「何だ?」
どうやら、剣城もこの状況の深刻さに気づいたようだ。少し、顔が青ざめている。
「俺が、道連れになる。」
「…………は、」
「そして、神童の逃げる時間を稼ぐ。だからほら、早く逃げるんだ。」
………お前が、道連れ?
何いってるんだ。
「そんなこと出来るか!お前を置いて、逃げれる訳がっ!」
くそっ!あの言葉の意味が分かれば、なんとかあの人を操りから解けるかもしれないのに!
(浄化の魂で清める方法っ……!)
「大丈夫。逃げれる。…俺を、嫌いになればいい。今よりももっと。」
「はあっ!?別に俺は剣城のこと嫌いじゃないぞ?」
剣城は何故だか、自分を犠牲にしてでも俺に逃げてほしいらしい。地面を這いつくばり、剣城はなんと、操られた人の目の前に、立ったのだ。
………俺を、庇うかのように。
「お、おいっ!剣城、なに考えている!?そこは危ないぞ!」
「平気だ。だから、早く行ってくれよ……。ライモンに帰って、みんなを安心させてやれ…。」
にこり、と剣城は俺を見て笑った。
とても、哀しげな微笑みで……。
ギシギシッ
「ギャウウウッ!」
やばい!もう切れそうだっ……。
「剣城!一緒に逃げよう!なんとか振りきれるかもしれないだろ?!」
「いいんだ、もう………。」
俺の仲間は、大切にしてくれる人は、可愛がってくれる人は、友達は、家族は。
「もう、いないから。」
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