10/12の日記

18:58
赤い右目の少年へ(カゲプロ) プロローグ
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今度pixivに載せようと考えてるやつです。


非夢です。駄文です。未来設定です。
それでも良い方はどうぞ。



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何回目かの8月15日。

俺たち「メカクシ団」の9人は


カゲロウデイズを攻略した。





プロローグ
〜俺の大切な人達に、幸せな未来を〜





俺たち9人は無事、元の世界に帰れることになった。


その事に、俺以外の団員たちは、嬉しそうに顔を綻ばせたり、泣いたり、肩を抱き合ったりしていた。
喜びで、みんな笑っていた。



でも、俺は笑えなかったんだ。

だって、


知ってしまったから。


ーこの右目に宿る能力で。


俺たち9人が元の世界に戻っても、



俺たちの赤目は消えないことを。

俺たちの大切な人は戻ってこないことを。




…それじゃあ、何のためにカゲロウデイズを攻略したんだ。

これは、俺が導き出し、みんなで実行したのは、「最善策」じゃなかったのだろうか。




俺は悔やんだ。

もっといい最善策が見つけることができればよかったことに。



だから、

こんなENDは認めない。



俺はみんなにばれないように右目を赤く光らせた。


新しく導き出した「最善策」。

その内容に、俺は自分自身を嘲笑った。

確かにこれは、俺にピッタリな作戦だ。



みんな、ゴメンな。


お前らとの約束「全員無事に帰ること」、守れそうにねぇや。






「さよなら、なんだよね、これで」

「また忘れちゃったりしないでしょうね?」

「大丈夫だよ。こんな話、きっと忘れないよ」

「どうだろうね。明日になったらすっかり忘れちゃってたりして」

「良いんじゃないすか?もっと楽しい日々が来るなら」

「でも、また何処かで逢うんでしょ?」

「もちろんそのつもりだ。じゃあ、そろそろ帰ろうか」



「あぁ、それじゃあ、また。」



お前らが幸せに過ごせる世界と未来を祈ってー。




8月16日まであと数時間。




さぁ、ひとりぼっちの作戦の開始だ。

最善を尽くそう。






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お目汚れ失礼しましたっ!

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