血鋼 -BLOOD-F-

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少女が去って、あたし…レイラは軍人から事情聴取をされていた。

…あたしがイシュヴァール人で、右腕に火傷の跡が有るからってかなり適当だったけど…。


「「レイラ!」」

「エド、アル!」

「何か変な化け物に襲われたって聞いたけど…大丈夫なのか?」

「怪我とかはしてない?」


二人はあたしの友達、エルリック兄弟。こんなあたしでも、軽蔑しないで一緒に居てくれている。


「大丈夫、女の子に助けてもらったから。見た事ない服装の…黒髪で紅眼の女の子に。」

「「イシュヴァール人?」」


紅眼と言う言葉に二人は首を傾げる。あたしは首を振る。


「イシュヴァール人なら白髪で褐色肌の筈だから、違うよ。彼女は真っ白な肌だったし。あたしの黒髪はアメストリス人とのハーフだからそうなっただけだし…。」

「…でも、そいつにどうやって助けてもらったんだ?」


エドが疑問に思った事をあたしにぶつける。



 
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