零式短編

□最後の願いを
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ーー迷子の足音消えた

ーー代わりに祈りの歌を




静かな教室にエースの歌声が響きわたる
皆、未来を想像して。
それから、将来を考えて
笑いあって
それから、眠りについた。
たどり着いた私たちは赤くはためく旗とそれから皆の子供のような笑みを浮かべた寝顔を見る。
マキナは慌てて駆け寄って揺さぶったけど皆起きることはなかった。

「ありがとう」

私たちを守ってくれて

「ごめんなさい」

助けられなくて、想いを伝えられなくて

「それから…」

大好きでした。私の愛する人
私の想いは彼に伝わることは一生無いのだろう。
それでもまた、再び生まれて出会う時まで
 

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