Going my way!!
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ある森の中から現れた2つの影。
1人はテンション高く、1人(匹)はグッタリとしていた。
「やっと出れたー!森から抜けれたぜ焔心!」
テンションが高いのはもちろんポケモン大好きナツヤ。
『……何でお前はそんなにテンションが高いんだ……』
そして、テンションが低いのはもちろんそんなナツヤの相棒である焔心。
何故、こんなにテンションが違うのか……
「逆に何でそんなにテンション低いんだよ焔心。もうそんなに年なのか?」
『お前のせいだ。お前が石を蹴ってスピアーの巣に当ててスピアーを怒らせて追いかけられて俺が倒していったからだろうが。』
そう、このテンションの違いはナツヤのせいだったのだ。
「まぁ、いいじゃねえか。無事に森を出れたんだからよ。」
『どこが無事なんだよ、どこか。』
とりあえず森を出た2人。
ナツヤがふと前を見てみると……
「町だ!焔心町だぜ!」
『見れば分かる。あそこは確か……マサラだな。』
「へぇ、あそこがマサラなのかぁ……
Σマサラァァァァ!?」
"マサラ"という言葉にナツヤはおもわず叫んでしまった。
『うるせぇ!そんなにテメェは燃やされてぇのか!』
「本当にマサラなのか!?それなら早速行かねぇとな!」
「やっほーい!」と言いながらナツヤは走り去ってしまった。
『アイツ……完璧に俺の存在を忘れてやがるな。』
焔心は溜め息をつき、ナツヤを追いかけようとしたが、ふと1本の木を見た。
『……』
暫く見ていたが、ナツヤの後を追って走り出した。
焔心がいなくなってから、焔心が見ていた木の後ろから1人の青年が現れた。
「……あのヒトカゲ、僕の存在に気付いてたのか?……とにかく、後を追わないとね。」
青年はナツヤ達の後を追った。
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