Going my way!!
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いきなり現れたロケット団2人組に俺は逃げようと思ったけど……
「チクショー!お前がアイツを見逃すからだぞ!?」
「何言ってるんだ!アイツの担当はテメェだったろ!」
「何だと!?」
「……」
全然気付かれてねぇ。
俺、隠れてるつもり全くないのに……
「とにかく、あっちに行くぞ。そう遠くには行ってないはずだ。」
「ああ。」
ロケット団は俺に気付かずに、どこかに行きやがった。
「……」
アイツ等、絶対に馬鹿だ。
「何で隠れてねぇ俺を見付けられねぇんだ、ロケット団の奴……下っぱだからか?」
「そうだ、そうに違いない。」と俺は自分に言い聞かせた。
……痛いとか言うなよ←
「とにかく、誰かに会えるまで歩いてみるか。」
俺は人がいるか分からないけど、森の中を歩きだした。
「それにしても……俺の相棒って、誰になるんだろ。」
ふとした疑問。
普通そろそろ1匹くらい会ってもいいのに、誰にも出会わない。
出会った(というより見た)のはロケット団、しかも下っぱ……
「早く会いたいな……俺の相棒。」
そんな事を考えてると、近くの草むらがざわざわと動いた。
「!」
もしかして、ポケモン!?
そんな期待をしながら、草むらから出てくるのを待った。
そして、出て来たのは……
「おい、いたか?」
「いや、全然見当たらない。」
またお前等かよ。
さっきのロケット団下っぱにまた出会ってしまった。
でも、さっきと違うのは……
「ん?何だお前。」
「いつの間にそこにいたんだ、餓鬼。」
俺の存在に気付いてしまった、って事……
ヤバイな……でも、やっとかよ←
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