読み物
□するがミステイク其ノ貳
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<するがクラブ>
*会話文
「阿良々木先輩、我が校のブラスバンド部が地区大会に優勝したのはご存知か?」
「いや、知らなかった。何かお前が来てから随分直江津高校も部活が盛んになったよなあ」
「私は関係ないだろう、皆の努力実力の結果だ」
「実はあながち間違いでもないんだぜ?お前のおかげで部費もかなり上がったらしいし」
「む…確かにブラスバンド部の友人が『部費が増えたおかげで新しい楽器を買えて良い演奏が出来た』といっていたな」
「人一人の持つ影響力の凄さを実感するなあ」
「しかし全裸合宿は一回きりしか開催できなかったのは、私の影響力がまだまだという証拠だな」
「一回開催した時点で恐ろしいわ!つーか影響力はあっても独裁者にはなるなよな…」
「心得たぞ。それでだな、阿良々木先輩。来週ブラスバンド部の友人が県大会に出るそうなのだが、見に来ないかと誘われたのだ。どうだろう、一緒に観に行かないか?」
「ん、まあ良いけど…なんで僕?」
「ブラスバンドだぞ?阿良々木先輩。さぞやセクシーな軽音楽なのだろうな」
「セクシー?…神原、ブラスバンドを何だと思ってるんだ?」
「ブラスケスケバンドの事だろう。今から私はドキがムネムネだ!」
「直江津高校の部活動には不純が混じってる!!」
<あとがたり→>