テニキャスDream

□幸せに
1ページ/2ページ


「ヒデ、ヒデってば!」

『あ、ごめん…少し考え事してて』

「もういいよ、最近忙しいでしょ?」

『大丈夫だよ、名無しさん』

彼女は心配そうに俺を見る。

やっぱり彼女には嘘はつけないな…


『そうだね…少し忙しいかな』

「無理しないで?」

『うん、ありがとう』

俺は名無しさんにキスをして

抱きしめた。

「ヒデ…?」

彼女は抱きしめ返してくれた。

「考え事ってなに?」

名無しさん…なんて言えないよな

『んー…秘密』

「そっか…はぁ・・・」

名無しさんは落ち込んだように

ため息をした。


やっぱり

言ったほうがいいかな…

付き合って長いし…。


『名無しさん…』

俺は真剣な顔で彼女を見つめる。

「うん、なに?」

『俺と結婚してほしいんだ』

「えっ…?ほんと…?」

彼女は驚いた顔をしている

『うん、ほんと』

「ヒデのお嫁さんになりたい//」

彼女は照れながら言った。

『絶対幸せにするから』


-END-
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ