*ダダダダン。


□*もじゃもじゃー
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「んっ…!!」

「りょーたん、口開けてよ」

横で寝ているシロを気遣いながらひそひそと話す美南。

「嫌だっ…ってんあっ」

美南の舌が口の中に入ってきた。

「んんっ…」

「もーホントもじゃ毛邪魔だよーデコに当たってかゆい。ノミいるよ絶対。」

よくこんなんした後に恥ずかしくもなくペラペラと話せるな…

「落ち武者デビュー歓迎だからね、笑わないから」

「…誰が落ち武者なんか…」

声が小声の小声ぐらいになる。

「もしかして恥ずかしかったり…」

「そっがつりまだだだ!違う!」

「焦り過ぎて前半日本語話せてないよ。あとうるさい。」

今すぐにでも反対方向に向きたいが、美南がいて体が固定されて動けない。

「何でわかったでしょーかっチャーチャンッ」

「…知らねえよ」

「正解はー…ずっとりょーたんのが立ってるから邪魔だったり。」

「は!?立ってって…」

下半身を見て、一気に顔が熱くなって汗が溢れてくる

「こんな俺でもそれあたってて、ちょっと気まず恥ずかしかったんだよ。キスぐらいで興奮しちゃってさ」

そう言いながらそいつを触ってくる。

色々頭の中は混雑中で言い返す暇がない。

「ひっ…」

「どこ…触ってん…」

美南がジャージとパンツを脱がそうとしてきた。
こここれは駄目だ

「やめっ…!ちょっ美南っ…!!」

「バーンッ」

俺の言うことも聞かず、一気にずりおろした。

「何してんだよ!返せよ!!」

ガサガサッ

シロの布団が動いた。
一気に部屋はシーンとなった。

「ん〜…2人とも…こんな時間に何騒いでるの…」

!?

シロが振り返った。

「え」

シロが目をかっぴらいてりょーたを見た。

シロからだとリョータは背中側だ。

「え」

…… シーン

「ななな何してるのリョータ君…?」

「いや…シロ…!これはだな…!!」

美南の方を見ると、ちゃっかり寝たふりをしている。

「リョータ君。」

「あっはい何でしょうかっっシロさんっ」

「明日も早いから遅刻しないようにね、おやすみ」

「あ、ああ、うん、おやすみ」

何かお母さんみたいだ。
ていうか。

「おい美南っ絶対今バレたぞ!?どーすんだよ!?」

シロに聞こえない程度の声で話す。

「ん〜…りょーたんが1人で下半身裸で楽しんでたってことでいんじゃない」

「よくねーよ!?俺ただの変態じゃん!?」
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