腐れ文

□やれやれ;
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「お前なんか大っキライだ腐れ髭親父」

彼はそう吐き捨てると乱暴に椅子から立ち上がった

昔はこんなこと言う子じゃなかったのになぁ なんて

ばたん と大きな音をたてて閉まったドアをのんびり眺めた

こちらを睨んだアーサーの顔が真っ赤になってたからただの照れ隠しだろうね


一人残された俺は頬杖をつく


まぁ ことの発端は俺なんだけどね?あんなに怒るのはどうかと思うんだよ。

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会議の終わった昼下り 俺のところにアルが来たのが始まりかな

「聞いてくれよフランシス!」

いつものことながら大袈裟に口に入れた食べ物を飛ばしながら話すのはやめてほしかった

最近、兄弟仲(?)が悪いらしいコイツは俺のところに愚痴をいいに来る
菊や他の奴らにもこんな感じでグチってるんだろうな

「君もその場にいただろ?アイツまた俺が10歳までお漏らししてたこと皆の前で話したんだ!!あんまりだろう!?」

大声でまくしたてたせいで周りの人の視線がいたい

それにムシャクシャしてるのかもしれないけど、手にもったドーナツを口に詰めこむのはどうかと思うよ


そんなんじゃ 味もよくわからないだろう

「あ---、アルフレッド?
今の大声で世間にもお漏らししてたことがばれだぞ」

コイツは自分で言いふらしていることに気づいてるんだろうか

と いうか お漏らしぐらい誰だってするから気にしなくたっていいんだけどね?




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