腐れ文

□蟻より君がいい
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すにふぅ! ぼくの家にありさんがたくさん来てるよぉお!!

ノックもなしにアイツはいきなりドアを開けた
まったく デリカシーのないヤツだな

思ったのもつかの間

早くはやくぅ 早くはやくぅ
涙目になりながらグイグイ僕の腕ひっぱる

「…いったい何があったの?」

とりみだしているナッティーをおちつかせなきゃ
痛い 腕がもげそうだ


自宅から引きずりだされた僕はどうやらナッティーの家に連れていかれてるみたいだ

「おれの家にありさんがたかってるからたいじしてよぉ!」
すにふはありさんが好きなんでしょ?
おれは大っ嫌い

泣き顔からむすっとした顔になったナッティーは吐き出すみたいに言った


家に蟻がたかってるッてどういう状況なのかよくわかんないんだけど

とにかく蟻が沢山いるのか

自然とヨダレが出てきた








「こりゃすごいやW」

お菓子の家は蟻が沢山
そこらじゅう見渡す限り蟻だらけ

嬉々としている僕に 早くぜんぶ食べちゃってよぉ と地団駄をふむナッティー

「わかったよ 頂きますW」

するするする
早速舌を床に這わせ近くにいた蟻に迫る

ずるずるずるずるずるずるずるずる
きゃぁ-----
-----------!!!
僕の舌に気づいた蟻が悲鳴をあげて逃げまどう


限りのある室内でどれだけ逃げ続けられるかなぁ??

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