07/13の日記

00:15
幻想思考
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花は枯れた 月夜の晩
君はここにいたんだろうか
荒れた手に握り締めた 小さなペンダント
確かにこの眼で僕は見たんだ

それは大きな湖で
光るソレだけが存在を許された
髪をなびかせる君に
触れることさえ出来ず
ただ見ているだけで吸い込まれそうだった

赤い瞳 濡れた髪は
僕を狂わせる
声も出せず ただ近づいてくる虚勢少女
手を伸ばせば 君にとり憑かれ
熟れる果実に身を浸す

時に紛れた 漆黒の影
君はここにいたんだろうか
開いた手に刻んだ 大きな過ち
確かにこの眼で僕は見たんだ

それは月が綺麗な晩で
光るソレだけが存在を許された
頬に滴る水滴さえも
目に入れるだけで痺れるくらい
ただ見ているだけで吸い込まれそうだった

白い涙 漏れる声は
僕を狂わせる
声も出せず ただ微笑浮かべる虚勢少女
手を伸ばせば 君にとり憑かれ
禁断の果実に身を浸す

ソレは夢

ソレは幻想

ソレは現実

ソレは……

赤い瞳 濡れた髪は
僕を狂わせる
声も出せず ただ近づいてくる虚勢少女
手を伸ばせば 君にとり憑かれ

白い涙 漏れる声は
僕を狂わせる
声も出せず ただ微笑浮かべる虚勢少女
手を伸ばせば 君にとり憑かれ
禁断の果実に身を浸す

僕は触れた 触ってはいけないモノに
君は憑いた 僕の思考回路に
ソレを植えつけて

僕を狂わせる 禁断の果実
終わらないで
既にGAME OVER
もう其処からは出られないから

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