06/05の日記

02:40
PIERROT
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泣き虫ピエロ
君は何故泣くの?


「僕はピエロ、笑わせてあげるよ」


泣き虫ピエロ
君は何故笑うの?


「傷は痛くない?僕がついててあげるよ」

泣き虫ピエロ
君は何故泣かないの?


「もう大丈夫だね、ひとりで歩けるかな?」


泣き虫ピエロ
何故君は笑わないの?


「そう、君も独りになりたくないんだね」


泣き虫ピエロ
何故君は涙を流すの?


「僕もね、独りなんだよ」


泣き虫ピエロ
何故君は見つめるだけなの


「君のためなら僕は歌うよ」


「君のためなら踊り続けるよ」


「君のためなら笑い続けるよ」


「君のためならそばにいるよ」


「君のために何ができるかな」


「君のために僕は君を守る事ができるかな」


「君を失っても笑い続けられるかな」


「君を想って泣く事ができるかな」


初めて恋した人形の名前はピエロ


君を想う木具の道化師

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02:25
ノイズ
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ある日あたしは
夢の中で夢を見てた
寝たきりのあたし
空は晴れていて
雲だけが 忙しそうだった

頭の中は自由で 汚れもしない
あたしはどこにだって行けた


あなたが見た景色
あなたが見た空
あたしが感じた事
みんなが思っているあたし
ランダムに流れるノイズが
あたしを混乱させる


飛び出した意識が
空中に溢れ出し 飛び散った
記憶がちぎれちぎれに目の前を横切ってく


なぜ色ずかないといけないの
なぜ存在じゃなくてはいけないの
もしそれ自体までも空想なら
あたしはあたしじゃないかもしれない


ある日思った
現実ってなんなのか
本当にあるのか
今いるあたしは偽り 偽物で
真実は別の所にある
もしかしたら誰かの作り上げた 想像の中の人物で
本当のあたしはいないかもしれない

他人がそれぞれ考えている事
周りの人が受けているそれぞれの痛み
あたしが感じている沢山の怒り
あたしが思っている自分自身
冷たい闇が
温かい赤と混じって溶けていく


寂しさの終わりはいつくるの
混乱だらけの現実に愛想つかせたり
言葉だけの綺麗事言ってみたり
道端で自分の影を落としたみたく
人形のようにすましていればいいの
なんでも言うことを聞くイイ子になればいいの
もし それが望みなら

あたしの体はからっぽ

中は青だけが流れているかもしれない

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02:04
幻覚
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朝起きて目が覚めなければいい
体から離れた自分を観れるうに
意識から離れられるように
心は此処に無いままで

煙草の煙にまかれながら
ただ流れる無の時間さえ
無駄に感じる現実に
僕は一体何を求めるだろう

痛みの無い この世界に
僕は一体何を感じられるだろう


自分の居場所がない此処で
君がいないこの場所で
我ない日々を映し出す
映写機のように繰り返す
もう終わりにしようよ

痛いのは心臓の痛みだけで充分だろ

光?
そんなものは要らないよ

僕は眠る 眠る


深い闇へ 闇へ


君と此処で 此処で



呼んで 呼んで
名前を呼んで



君のいないこの場所で
僕の幻覚は溶けはしない

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