小説  

□大晦日
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・捏造多々
・お仕事はお休み
・前半ノボリさん
後半がクダリさん
――――――――




「うー、寒いー!!」
丁度掃除が終わったころ、ドアの閉まる音と共に声が聞こえました
クダリが帰って来たようです


「あれー?ノボリー?」

どうやら私を探しているようなのでクダリのもとへ向かうとしましょうか。恐らくリビングに居るでしょう

「クダリ、」

「ノボリ!
あ、買ってきたよ」

「ありがとうございます」

リビングに行けば案の定クダリがいました。鼻が赤く染まっていて、その、可愛らしいと思います。

買ってきた、と言うのはお餅やらお蕎麦やら、年越しに(必須ではないが)必要なもの。私が頼まずとも気を利かせて購入して来てくれました。
いつの間にか成長していて、寂しく、ないこともないかな、と。

「…おや、」

「ど、どうしたの?」

食材を確認していると、

「クダリ、あなたお菓子を」

ぎくり、

「…えへ」

「買うのはよろしいですが、限度を超えていませんか」

…なんだ、

「…ご、ごめんね?」

昔からこういった所は変わっていないのだと、ほっとしました。弟のことで一喜一憂するとは、情けないでしょうか。

「…別に、怒ってはいませんよ」

本当に?眉をハの字にしてきく仕草が小動物を連想させます。

「本当です」

というか、仮に怒ったとしても、一度も本気で怒ったことはないのだからそんなに困った顔をしないで欲しいです。

さて、

「…お蕎麦、作りますか。」

「僕もやる。」

いや、でも、天ぷらの油跳ねるし、と思い弟の顔を見れば、
顔が本気でした。

「…、わかりました。一緒に作りましょうか」

――――――――

「「いただきます」」

無事においしそうなお蕎麦が出来た。
ノボリは僕がケガをするんじゃないかと心配してたけど、大丈夫だったよ。
もう小さい子じゃないのにね。

でもこうやって手を焼いてくれるのが嬉しい
弟の特権だと思うな。

「…クダリ、お蕎麦伸びちゃいますよ」

ほらね。こういうとこも。

「はーい」

すっごく大好きだな、って思う

「ノボリ」

「何ですか?」

「大好き」

「え…っ」

気持ちはちゃんと伝えなきゃね

僕が言えば、ノボリは真っ赤になった。可愛いなぁ。

ノボリは僕のお兄ちゃんだけど、こういうのは僕が一枚上手なんじゃないかと思う

「真っ赤だよ」
指摘すればまた赤くなる。
可愛い可愛い!!食べちゃいたい!

「く、クダリ」

「んー?」

「その、私も、お慕いしております」

ノボリも言うなんて珍しい!年末ってすごい!でもね、

「…といいますと?」

ノボリはちょっと堅い。そこも好きだけどね

「え、」

そんな顔したら僕いじめたくなっちゃう!

「慕ってる、ってなぁに」

「あ、その…っ、
愛しております」

もうそろそろ限界かな。ムラムラ。

「ノボリ、可愛い」

ぎゅーってしたらノボリはあったかかった。幸せ、幸せ!!

ノボリもぎゅーってしてくれて、

お蕎麦なんかより、ノボリを頂こうと思うよ!!


――――――

蕎麦「解せぬ」

もうおわかり頂けただろうか、きりんはeroが書けない。大好きだけど。

つまり何が言いたいかというと、
サブマスまじ天使

よいお年を!!


 

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