小説
□リア充爆発汁
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ビュウビュウと容赦なく吹き付ける風で目が覚めた。
「…ぉ…、寒い…。」
流石シロガネ山…。
それにしてもいつの間にか寝てたな…
気づかないうちに眠るだなんて命に関わりそうだな。ははは。って、笑い事じゃねぇ!!
「はぁ…。」
溜め息をついた。
息が真っ白だった
ふと思った。前まで真っ白ときけば懐かしき故郷を思い出したというのに、今では先にシロガネ山が浮かぶ。
随分シロガネ山に籠もっていたようだ。
…それにしても、今何時だろう。
グリーンから貰ったポケギアを見てみた。
「あら、」
おっといけない、母さんみたいになってしまった。
じゃなくてね、ちょっとこれ、あの、アレですよ。
「クリスマスイブやんけ!!」
隣に居るピカチュウに怪訝そうな顔をされた。
それはまぁいいさ。問題は今日がクリスマスイブだってことだよ!
こんな日に(手持ちはいるけど)1人ってどうなんだ!!まぁ彼女はいないけどさ!!山籠もってるもんな!!クソ野郎!!
「うぁぁぁぁぁあ!!でてこい!!リザードン!!」
下山だ下山だぁ!!