エーデルワイス
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ここは独立暗殺部隊ヴァリアー本部。
談話室に幹部5名とボスのザンザスが揃っていた。
「ゔお゙ぉい、ザンザス。話ってなんだぁ」
真っ先に口を開いたのは、S・スクアーロ。
「……新しい幹部についてだ」
「「「「「!!」」」」」
その場にいた幹部全員が驚きで固まった。そしてまた、最初に口を開いたのはスクアーロだった。
「ゔお゙ぉい!随分急じゃねぇかぁ」
「急じゃねぇ、カス鮫」
「急じゃねぇってどういうことだぁ!」
「すでに人選は終わっている。マーモン」
「うん。この前僕がスカウトに行ってきたんだ。実はね、その幹部候補生があの『世界最高の魔法使い』なんだ。皆、知っているよね?」
「それは当たり前よ!あの有名な『世界最高の魔法使い』セラータでしょ!?」
ルッスーリアはバンッ!とテーブルを叩くと言った。
「でも、よく見つけたわねマーモン……。あ、粘写を使ったかしら」
「そうだよ。……と言いたいんだけど、実は違うんだよ」
「?」
首を傾げたルッスーリアにマーモンは説明を始めた。