恋の嵐がやってくる

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「ふふふふー♪」




私は、昨日のデートで形くんから貰ったイヤリングを眺めていた。
真弓はかなり…いやものすっごく、しつこく昨日のデートについて聞きたがっていた。




──コンコン、




「嘉穂、居る?」


「はーい、居るよ」


「入ってもいいかしら?」


「いいよ」





私の部屋のドアをノックして、入ってきたのはお母さんだった。






「ん?どうしたの、お母さん。深刻そうな顔して。何かあったの?」


「……急な話で悪いんだけどね、────」















*****************






「…………」


「…………ねぇ、嘉穂。どうしたの?辛気臭い顔して……朝からずうっと、そんなんじゃん」


「あ、う……うん」


「話せたら、いつでも話してね。話なら聞けるし」


「……ありがと」





無理矢理聞こうとしないでくれた真弓には、本当に感謝だよ……。

でも、どうしよう……。

言おうかな……やっぱりやめようかな……。










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