恋の嵐がやってくる
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「当たり前でしょーがァァァ!!!デートに決まってんでしょ!!嘉穂」
バッキィィィッッ！！
「∑痛っっ！！『バッキィィィッッ』って、思いっきり殴りすぎでしょ！？真弓っ」
「（無視）やったじゃん！！宗像くんとデート！」
「無視すんなっ！」
「(ﾁｯ)やったじゃん、デートだよ！大チャンスっ、しかも宗像くんから誘ってくれたんでしょ！！宗像くん紳士だねぇ」
「舌打ち！？」
あぁ、分かっていたけど……真弓って超アレだ、人の
話を聞かないタイプなんだった。
「で、映画でしょ！？なんの映画！？」
「怪○くん」
「あははははははははは！！！」
「何で笑うの！？」
「よ、よりにもよって……か、怪○くんとかっ……！！ブハァッ、ウケるッ……はははっ」
……そう。
デートは、デートは！！
嬉しいです、認める！なのに、なんで、よりにもよって……怪○くん！？
まぁ、イナ○マイ○ブンとかプリ○ュアとかよりは良いけど……。
「宗像くん、意外とそういうの好きなんかね？」
「真弓、それは違うと思うよ。宗像くんさ、「チケットを貰った」って言ってたから」
「へぇ。ま！どちらにせよ…チャンスじゃない！」
何故か私よりも（確実に）楽しみにしている真弓を見ながら、私は苦笑いしていた。