恋の嵐がやってくる
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「あ、苦くないよ。ケーキが甘いから、ちょうどいいかんじ」
「（∑！？）そ、そうなんだ～」
心読まれたァァァァァ！！！なんで！？読めるの、形くんって！！！
「あ、そうだ。少し寄りたい場所があるんだけど、いい？」
「ふ？へんへんほっへぃだふぉ！(訳:ん？全然ＯＫだよ！)」
「……食べてからで良いからね？」
「ふぁい(訳:はい)」
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「……ファンシーショップ……？」
「嘉穂ちゃん、それ死語だよ……」
「あははは」
形くんの寄りたい場所、というのはファンシーショップ(※死語です)。
要は、女の子らしい──リボンとかピンクとか白系のアイテムがあるお店。
…失礼かもしれないけど…
形くん、こういう趣味があるのかな……。
「……嘉穂ちゃん、なんか変なこと考えたりしてない……？」
「ししししししてないよ！！してないっ！！！」
ま、また読まれた…。（んだよね？）
読唇術でも使えるのだろうか、形くんは。
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