□act.4
1ページ/1ページ






「貴様等、我を無視するとは余程死にたいらしいな」


「「すいませんでした…」」



何度もチャイムをならして私たちの睡眠を妨げていたのは
元親くんの幼馴染みであり、私の高校の先輩でもある毛利元就さんでした。



「ややこが産まれたと聞いたから祝いの品(笑)を持ってきてやったというのに…ハァ…愚図共めが…」


「「本当にすいませんでした…」」



二人揃って床に頭を擦り付ける。
ていうか、元就さん。
祝いの品(笑)ってなんスか。


「フン、まあよいわ」


元就さんは鼻を鳴らしたあと、三成を指であやし始めた。


「貴様の両親は無能ぞ、ああはなるなよ」


床に擦り付けた頭があがらない…。


「…というか、こやつ本当になまえの子か?」




……?



…はい?




「この白い頭と黄色い瞳は長曾我部であろう、だかなまえ
貴様の遺伝子はどこぞ」


「…元就おめぇ何いってんd「た、たしかに…あんまり私に似てない…!!」


だ、だって目つき悪いところとか、まつ毛が地味に長いとことか

完全に元親くんでしょ…!?


「ハッ、やっと気付いたか馬鹿が
要するにこやつは貴様と長曾我部の子ではない、この片目とどこぞの女のややこよ」

「はあ!?んな訳ねえだろ!あんたマジで何いってんだよ!」




「親ちゃん」


「あ?何だよ、まさかお前信じて…」

「浮気者!馬鹿!阿呆!ハゲ!うわぁぁぁん!!」


「わー、長曾我部泣かせたー、超愚劣ー」


「お前ら待てよ!



act.4


三成産んだのなまえだろ!?)
(ハッ!そうだった!)
(くくっ…阿呆しかおらぬわ…)

(苛めたい盛りなんです)












(120316)

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ