ハリーポッター
□02;とりあえず
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「あら、どうかしたの?」
読んでいた本から目を上げて声を掛けてくれたのはロウェナである。
最初はそっけなかった彼女ともだんだんと打ち解けてきた。
「いえ。あの・・リックが「ニナが魔法学校を作るのを手伝ってくれるってさ!」
イラッ
何だろ・・何かイラッてした。
―人の言葉遮るのヤメテよね。
「あら、それほんと?助かるわ〜。」
そういったのはヘルガだ。
まだ決まったわけじゃないのに・・・。外人さんてば強引なんだから←
「ちょっと。それ本当なの?ニナが困ってるじゃない。勝手に連れてきたんじゃないでしょうね。」
数ヶ月間で分かったこと。ロウェナは意外と姉御肌でした。何かお母さんみたいなんです・・・。
「え?違う・・よね。」
自分でも途中から自信がなくなってきたらしい。何だか哀れだ。仕方がないので、話を合わせておく。
「あ、あの。ただでここに置いてもらうわけにもいきませんし・・。なにかお手伝いさせてください。」
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