*もしも皆が同じ学校だったら*
□バカでも風邪はひく
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『火神!?//』
火「………」
連れ込まれたのはベッドの中。
筋肉質な腕が背中を強く締めつける。
火神は無言だった。
厚い胸板に押しつけられて表情は分からない。
少しして火神が口を開いた。
火「オレ今ぜってーヘンなことしてるよな…」
『…どうしたの?』
火「わかんねぇ。
でも、こうするとスゲー安心する」
わああああなんて返せと?なんて返せと!?熱のせい!?
いつもの火神らしくない態度に戸惑いを隠せない。
『へ、へー、そ、そうなんだ//』
火「…しばらくこうしててもいいか?」
『い、いいけど…//』
火「サンキュ」
抱きしめる力が強くなった。
初めは高まっていた心拍数も徐々に落ち着きを取り戻していった。
『(安心するなぁ…)』
無意識に火神の腰に腕を回そうとした時。