*もしも皆が同じ学校だったら*
□バカでも風邪はひく
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火「はぁ…」
火神はベッドに入ると手の甲を額にあててため息をついた。
不謹慎だけどさっきからエロい。
『しんどそうだね』
火「まぁな…パウリも早く帰らねーと移んぞ?」
『そうだけど…はい、ゼリー』
火「わざわざ買ってきてくれたのか、サンキュー」
食わせてもらうかな、と言ってフタを開けようとするがなかなか開かない。
熱だから力入らないんだ。
火「あれっ?なんでだ?」
『私がやるから』
ペリ
火「お前実はオレより力あんの…?」
『バカか!!…はい』
火「はいって…自分で食うからいいっての!//」
『わー照れてる〜かがみんかーわーいーいー』
火「かがみん言うな!!//」
からかえば期待通りの反応が返ってくる。
あーんしたいのは多分、好奇心…ということにしておこう。
おちょくっているけど内心こちらに余裕はない。
『はい、口開けて?』
ゼリーの乗ったスプーンを口の前に出せば多少迷った後に観念して食べた。
火「……//」
『かわいい!火神かわいい!!』
火「〜〜っ自分で食うからよこせ!!//」
ムキになる姿がまたツボで再びゼリーを差し出す。
火「お前これ食い終わったらすぐに帰れよ…//」
『そう言われると帰る気失せるけどね』
火「おい!」
そんなやり取りをしながら無事ゼリーを完食した火神。
火「ごちそーさん…//」
『ふふ(笑)
あ、お手洗い借りるね?』