*もしも皆が同じ学校だったら*
□ホラーにもってこい
1ページ/3ページ
黒「パウリさん、学校が終わったらボクんちでホラー見ませんか?」
雲ひとつない爽やかな朝になんて話を。
『ま、まぁいいけど…
怖がってる人いないと嫌かなー』
そう言って斜め左の席…火神を見ながら言う。
火「…オレはお断りだぞ?」
黒「火神くんは除外の方向でいきましょう」
あれ?珍しいな。
黒子が火神をいじめないなんて…
火神は一瞬驚いたが安心したようだった。
『いつものメンバーならみんなきっとビビってくれるよね!
黄瀬と緑間は?』
黒「いえ、ボクとパウリさんだけで見ましょう」
…どういうつもりだろう。
変な方向に考えるのは杞憂かもしれない。
『黒子ノーリアクションでしょ絶対。
…そういえば何見るの?』
黒「これです」
バッグから取り出したDVDのパッケージはどう表現したらいいか分からないけど、とにかく、グロかった。
『ってこれ18禁じゃん!
何借りてんの!?
それとよく借りられたね!?』
黒「黄瀬くんに借りてもらいました」
なるほど。
借りてもらって一緒に見ないんだね
黒「で、どう…ですか?」
仔犬のような目で見てくるものだからつい返事しちゃったけど…大丈夫かな…