読み切り〜壱〜
□お昼ご飯
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荷物を家まで運んでくれた総司。
お礼に飯を作ってやることにした。
『…なんでも良いの?』
「うん♪名無しさんちゃんが作ってくれるならなんでも♪」
『………そうかい』
『総司ぃ?』
シーン…
『…あれ?総司?』
スーッ
『…こら総司起きろ』
ペチン
「…ん…あぁ名無しさんちゃん…」
ギュゥ
『…痛い。飯出来た…起きろ』
「…うん…ねぇ名無しさんちゃん?」
『………なに?』
「僕の事捨てないでね?」
『………捨てたら呪われそうだから捨てねぇ(笑)』
「うん…呪っちゃう(笑)」
「よいしょ」と立つ総司。
『オムライスだけど』
「僕オムライス大好きぃ♪洗い物は手伝うよ」
『ありがと』
名無しさんちゃんのご飯は凄く美味しかった。
2人でお喋りしながら食べて、2人で並んでお皿洗い。
このまま2人で居たいなぁ…なんてテレビを観ながら思っていたら………………
ピンポーン
「そううまくはいかないよねぇ…」
猫と犬が鉢合わせするまで後5秒。