読み切り〜壱〜
□キンキラ頭
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「……………」
モグモグモグ
「……………」
ゴクゴクゴク
『げふぅ。美味いな天ぎ「なぜお前が我が城にいる」
「城って…家だろ?どうみても」
「不知火には聞いておらん!!名無しさんに聞いているのだ!!」
『おやふふいにひぃふぁ』
「名無しさん飲み込んでから話なさい。行儀が悪い」
天霧さんに、メッと頭を軽く叩かれた。
ゴクン
『おやつ喰いに来た』
「なぜだ」
『天霧さんが』
「天霧…なぜ俺ん家なのだ」
「…風間の家の方が退屈しないかと思いまして…」
「まぁ退屈はしねぇな(笑)」
『ヌイヌイあたし、ミルクティとおやつあれば生きていけるって証明できるかな?』
「ばっ…おめぇ死ぬぞ」
『…でももう1週間ミルクティとおやつだけだ』
「名無しさんをつまみ出せ」
『ちぃちゃんゲームやろ』
「なぜお前は毎回毎回勝手に来るんだ…」文句を言いながら、ゲームのスイッチを押しコントローラーを握る風間。
『…………好きだから………』
「ふんっ…勝手に言っていろ」
「風間ぜってぇ照れてるだろ(ボソッ)」
「不知火聞こえますよ(ボソッ)」
「風間勘違いして「俺が好きなのかー」とかって言わねぇかなぁ(ボソッ)」
笑いを堪える不知火を横目に怒りが込み上げるちぃちゃんでした。
『…ちぃちゃん明日はお団子食べたい』