読み切り〜壱〜

□トリップしたあたしの1日
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ひょんな事からトリップしてしまったあたし…


『はぁぁ…さぶい』


季節は冬。しんしんと降る雪の中、あたしは部屋でうつ伏せに寝転がり外を見ていた。















『……ん?(温かい…いつのまに寝てたんだ…)』















ガバッ!!
『ちょ…!!』

「はよ。名無しさん」

『はっ…原田さん!!何やってるんですか!!』

「………添い寝?(笑)」

『添い寝って…巡察は?』

「今日は非番だ」



ギュゥ
『ちょ…(恥ずかしい!!)』

「名無しさんあったけぇな」

『ははは原田さんのが温かいですよ!!』

「叫ぶなよ(笑)」

「なぁお前が居た時代は、どうやって暖とるんだ?やっぱ火鉢とかか?」

『いえ…暖房とかヒーターとか…こたつとかです』

「だんぼう?」

『ピッとしてがーっと風きます』

「なんだよぴって(笑)」

『ですからぁ』


この後原田さんに1つ1つ説明してあげた。















「へぇすげ〜な」

『凄いんです』

「でもよぉ」



ギュゥ



チュッ
『なっ!!』

「人肌には勝てねぇんじゃね?(ニヤ)」

『ちょ!!なに考えてるんですか!!』

「別にー名無しさんの事が好きだな〜って」

『ははは…離してください!!』


スーッ
『なに障子閉めてるんですか!?えっちょ!!わわわっ』

「色気ね〜声出すなよ」















この後原田さんは「いやー夏がきたみてーだ」と爽やかな顔で言ってました。

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