読み切り〜壱〜
□家庭訪問
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秋休みも残り3日。
私は今日名無しさんちゃん家にお邪魔している。
『千鶴毎日来て飽きないのか?』
「うん!名無しさんちゃんと居るだけで幸せだから良いの!!」
『そっかぁ…あたしも幸せ』
名無しさんちゃんは照れ臭そうに笑った。
ピンポーン
『……?誰だろ』
スタスタスタ
「おっ千鶴じゃね〜か」
「………原田先生……!?土方先生まで!!」
「おう千鶴。」
『…はい珈琲。飲んだら…帰れ!!』
「ひでぇな名無しさんは(笑)」
今日は2人っきりで、女の子同士楽しく!!って思ってたのに……何故か原田先生と土方先生が名無しさんちゃん家に来た。
『何しに来たんだよ』
「「家庭訪問だ!!」」
『……………問題は何も無い!帰れ!』
「んな長居はしねぇよ」
『原田先生、物に触ったら殴るから』
「おぉこわ(笑)…千鶴お前毎日名無しさんん家に居んのか?」
「はい!!」
「それじゃあ斎藤と遊べねぇじゃねぇか」
「そうだぞ千鶴〜…暇なら俺と遊ぼうぜ♪」
名無しさんちゃんは無言で原田先生の手の甲をつねる。
『一は夜来るから良いんだよ』
「「夜!?」」
『…………………なに』
カキカキカキ
「斎藤と問題有り」
『………土方先生おかしい』
「いやぁ〜そうかそうか」
『原田先生…何がそうかなんだよ』
「………名無しさんちゃん…大人の階段上ってるんだね!!」
『何その階段!!上ってないし!!』
その後先生達と千鶴は、一が来るまであたしの家に居ました。
「……何故」
「斎藤…話がある」