短編用

□S式誕生日
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「……。」


…が、いつまでたっても顔には何もぶつからない
恐る恐る目を少し開けた瞬間――


「ぬふぉっ?!」


顔面にボスッ!となにかケーキの生クリームのベトベトしたものではなく、モフモフしたものが当たった
ってか、変な声が出たし、そのうえビックリして後ろに倒れたし…
ソファが背にあって良かったよ。無かったら腰を強打してたよ


「…これ」


一旦冷静になった俺は顔に当たったものがクッションだと気付いた…
しかも、白い…紛らわしいなぁ……

ソファから立ち上がろうとして、何と無く目線を上にあげると、いつからだろうか…片手にスマホを手にしたナマエ


「……ぷっ、あははははははははははははははははwwwwww」


目があった瞬間、何かが切れたかのように笑い出すナマエ
というか…ケーキ持ってきたときの面影が一切感じられない……


「本当に投げると思いました?そんなことするわけないじゃないですかwwもったいない…今ケーキの材料買うのだって増税とかの影響で高いんですよ?まぁ、お金持ちの臨也さんにはわからないかもしれませんが…」


…これは流石にキレていいかな?すっごくムカつくんだけど


「にしても…本当に臨也さんはいい顔(表情)してくれますよね。だから好きです。」


無邪気に笑うナマエ…
その顔見てたら、まぁ…別に少しはいいかなって思う
実際俺も顔、汚れてないわけだし


「さて、さっそくこの爆笑動画を静雄さん達と楽しみを共有しますね」


…動画撮ってたのか


「てかさ、シズちゃんの名前出さないでよ…腹が立つ。そもそも君は俺が好きなんじゃないの?ならもっと俺に優しくしてさ、他の男に悪戯とかすればいいんじゃない?いや、それはそれで腹立たしいな…」


「馬鹿じゃないんですか?臨也さんしかしませんよ…大好きだから」


照れた感じに笑うナマエ…可愛い…
だけど―――


「照れるタイミングおかしくない?」


「おかしくないですよ。じゃあ、ケーキは机に置いときますね」


そういってケーキを置いてさっさと玄関に向かうナマエ


「あっ」


何かを思い出したかのか、くるりと振り返り


「いつも上から目線の人を見下ろすのって最高ですね」


本当に彼女は…


「凄いSっ気…」


まぁ、ドSとまではいかないけどね


S式誕生会


次の日。
例の動画を見て爆笑してるであろう来良組の4人を町でみつけた


〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜

自分が臨也にしてみたい祝い方を書いたら意味不になりましたww
……ごめんなさい。
てか、久しぶりに日にち通りのupできました(ー ー;)


執筆日…2014.05.04
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